「芸能人は歯が命」みなさん聞いたことありませんか?歯みがき粉アパガードのキャッチコピーです。
90年代にCMで放送されてから、アパガードのキャッチコピーは有名になりました!今では歯みがき粉の種類が豊富になりましたよね。
ホワイトニングや、歯周病予防などに特化した歯みがき粉などたくさん販売されています。
現在はアパガードのCMを見なくなりましたが「買ってはいけない」という噂を目にすることも。
今でもアパガードは販売されていて、その種類も当時より増えていました。
アパガードにはどんな影響があるのでしょうか?歯の健康を守るため、歯みがき粉にもこだわりたいですよね!
CMを見かけなくなった理由も買ってはいけない理由にあるのでしょうか?今回は、アパガードの買ってはいけない理由について調査してみました!
アパガードを買ってはいけないのは成分が悪い⁈
みなさん「8020運動」を知っていますか?歯の健康は体にも影響あることが、最近では明らかになっています。
「8020運動」は80歳まで自分の歯が20本以上残っていることを理想とした運動です。
好みの食事が食べられることでQOL向上や、健康な歯は病気の予防にもなります。歯があれば心も体も元気に過ごせるというのです!
そんな歯の健康を守る歯みがき粉!アパガードは独自のハイドロキシアパタイトを配合しています。アパガードの名前はこの成分から来ているのですね。
ハイドロキシアパタイトは、体を作る成分の一つです。そのため、人体になじみやすい安全な成分とされています。
では、なぜ買ってはいけないと言われているのか、アパガードの成分を調べてみました!
ハイドロキシアパタイトの役割とは?
ハイドロキシアパタイトは宇宙空間にいると骨が弱ってしまう宇宙飛行士のため、NASAで研究されていた成分でもあるのです!
アパガードで使われている成分は、薬用ハイドロキシアパタイトと言って、通常よりもナノレベルに加工されているそうです。
ハイドロキシアパタイトには、どんな役割があるのか説明していきましょう!
歯は食べ物や飲み物のステインと、タバコなどからヤニが付いてしまいます。歯の表面に付いた着色汚れは、毎日歯みがきをしていても落ちにくくなることがあります。
ハイドロキシアパタイトには、歯垢や着色汚れをくっつけて落とす作用があります。
さらに、研磨剤(けんまざい)としての役割もあり、汚れを効率よく落としてくれるのです。
研磨剤は歯の表面を傷つけてしまう可能性があります。そのため研磨作用が、アパガードを買ってはいけない噂につながっているのではないでしょうか?
しかし、薬用ハイドロキシアパタイトは研磨剤ではなく、通常のナノレベルをさらに小さくしているので、傷が付きにくくなっていますよ。
目に見えないミクロの傷を埋めてくれる作用があります!歯の表面にあるエナメル質から溶け出たミネラルを補充(ほじゅう)してくれるのです。
研磨作用で傷が付いたとしても補充してくれる、プラスマイナスゼロな作用ですね!細かい傷を埋めてくれるので、歯の表面がキレイになり汚れは付きにくくなります。
汚れが付きにくいと言うことは、虫歯予防にもなりますよね!
歯にはもともと、エナメル質から溶け出したミネラルを補う力があります。それを再石灰化と言うのですが、ハイドロキシアパタイトには再石灰化を促す作用も!
歯垢には細菌が何億個もいます。その細菌は食後に酸を発生させ、エナメル質が溶け出してしまうのです。
再石灰化が歯の溶け出すスピードに追いつかないと、虫歯はできやすくなります。この再石灰化を助けてくれるのがハイドロキシアパタイトなのです。
アパガードとその他歯みがき粉の成分
アパガードの成分は、他に何が入っているのでしょうか?買ってはいけない成分があるのか、一般的な歯みがき粉と比べてみました。
歯みがき粉によく使われる以下の成分が入ったものは、できることなら買ってはいけないと言われています。
材質 | 表示成分 | デメリット |
研磨剤 | 顆粒(かりゅう)A | 歯の表面を傷付けやすい |
発泡剤 | ラウリル硫酸塩(りゅうさんえん) | 洗剤にも使われている界面活性剤 |
香味剤 | サッカリンNa | 人工甘味料 |
薬用成分 | モノフルオロリン酸ナトリウム | フッ素の一種で有害とも言われている |
着色剤 | 青1 | 歯磨き粉を青くする成分 |
中でも多く使われている発泡剤はシャンプーや、食器洗剤に同じ成分が使われています。低コストで洗浄力が高く、泡立ちを良くする成分です。
磨けていなくても、泡立つことで磨いた気分になりやすいので注意が必要です!この洗浄成分は、タンパク質も分解してしまいます。
モノフルオロリン酸ナトリウムは聞きなれない成分ですよね?フルオロと付くものはフッ素の一種なのです。
フッ素は歯のコーティング、再石灰化を助ける作用があり虫歯予防に良いと言われています。虫歯予防のため、昔は学校などでフッ素を使ったうがいが実施されていました。
私も母校で週に1回、フッ素うがいが行われていました。このフッ素うがいはとてもまずくて、気持ち悪くなる生徒多数でした(泣)
しかし、フッ素は自然界に分解されず、溜まってしまう有害物質であることが最近では分かっています!
中毒症状が出るようなバケツ一杯のフッ素を飲むということはありません。しかし、歯みがき粉など口に含むものだとやはり心配ですよね。
水をはじく性質があるため、日用品でも使われているフッ素。有害物質と分かれば、買うことをためらいますよね?
アパガードには、上記で示したラウリル硫酸塩、サッカリンNaが入っています。では買ってはいけないのかというと、そうとも言い切れません。
残念ながらほとんどの歯みがき粉に、ラウリル硫酸塩やサッカリンNaは入っています。有害と言われるフッ素が入っていないので、アパガードはマシな方なのです。
ちなみにわが家で使っている歯みがき粉の成分は、どれもフッ素が配合されていました。フッ素の入った歯みがき粉には〇〇ppmと数値が表示されています。
虫歯予防におけるフッ素の配合量で、2000ppm以上は効果が変わらないと言われています。
そのため歯みがき粉に入っているフッ素はほとんどが2000ppm以下なので、人体への悪影響はないそうです。
しかし、子供は特にフッ素の影響が心配ですよね。この表示も気にして、できればオーガニックな歯みがき粉を使いたいものですね。
アパガードを買ってはいけないのかホワイトニング効果は?
アパガードは発売当初、歯が白くなるとうたっていました。しかし、アパガードでは歯が白くならないと口コミを見かけることも!
アパガードに含まれているホワイトニング成分は、先ほど説明した「ハイドロキシアパタイト」とアコヤ貝などから取れるパール成分「加水分解コンキオリン液」です。
結論から言うとホワイトニングは、歯を真っ白くする事ではないのです。
「ホワイトニングをうたっているのに白くならないの⁈」と思われたかもしれません。それなら買ってはいけないのでしょうか?
アパガードのように、ホワイトニングと書かれているものはステインやヤニを落としやすくする成分が入っています。
アパガードの加水分解コンキオリン液は、歯にツヤを与える成分です。ツヤを与えて光が反射すると、くすみは目立たなくなる仕組みなのです!
アパガードのマクロゴール400という成分が、ヤニを溶かして落としやすくするそうですよ♪
コーヒーや紅茶が好きな方は、着色汚れを落としやすくする成分で選びましょう!ヤニやステインが付きやすいものは、たくさん買ってはいけないですね。
以下の成分は着色汚れを落とすオススメ成分です。歯みがき粉を買う時の参考にしてみてください!
- ポリリン酸ナトリウム
- マクロゴール400
- ハイドロキシアパタイト
- ゼオライト
ホワイトニングを実感できる方は、この着色汚れが落ちてくすみがなくなった方ではないでしょうか。
歯科医院で行われるホワイトニングと違い、歯みがきでのホワイトニングは変化がゆるやかです。
もともと歯の色が真っ白ではない方からすると、変化していないように感じるのではないでしょうか?
歯科医院で使われるホワイトニングの薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素という漂白成分です。歯科衛生士、歯科医でないと使用できない薬剤になります。
クリニックなどではさらに、漂白作用が高くなるよう強いライトを当てます。短時間で白くなったと実感できる方が多いので、歯みがきだけではなかなか違いに気づけません。
ホワイトニング歯みがき粉を、毎食後使い続けることが大事ですよ!着色汚れが付きやすいものを控えることも予防になります。
では、どんな習慣が着色汚れを付きやすくしているのでしょうか?
タバコのヤニが歯に付き、くすんで見えます。血行も悪くなるため、歯茎(はぐき)の色は黒っぽくなることも。
カテキンやタンニンを含んだ飲み物は、歯の表面にステインと言われる着色汚れが付きやすくなるのです。酸化すると茶色く見えるため、歯の色がくすんで見えます。
ポリフェノールを多く含んだ飲み物や食べ物も、色素が歯に付いてしまいます。コーヒーや紅茶と同じく、酸化すると茶色くくすんで見えるのです。
調味料は服に付くとシミになりますよね?歯も同じく、着色料や調味料の色素などが歯の表面に染み付いてしまいます。
糖分は歯のエナメル質を溶かしやすくします。そのため、ダラダラ食べ続けてしまうと再石灰化のバランスが崩れるのです。
エナメル質が溶けて、象牙質(ぞうげしつ)まで透けてしまうと、歯は黄ばんで見えます!こうなると着色汚れと違い落とすことはできません。
寝ている間に虫歯菌は増えていきます。虫歯ができるとエナメル質は溶けてしまうので、虫歯予防も重要ですよ!
着色汚れだけでなく、歯の表面が溶けて象牙質まで透けると黄ばんで見えるというのは驚きですよね?
そうなってしまうと虫歯や歯周病にもなりやすいため要注意です!習慣を見直して、アパガードのような歯みがき粉だけに頼らないケアもしていきましょう♪
アパガード買ってはいけないなら歯みがきを見直そう!
着色汚れを付着させないことが虫歯や歯周病の予防にもなります。着色汚れが付きやすいところは、虫歯になりやすい場所でもあるのです!
アパガードを買ってはいけないと言う前に、普段の歯みがきから見直してみませんか?
最近は幅広の歯ブラシが人気なようですね。実際にはどうなのか、歯ブラシの選び方や歯みがき方法を紹介しましょう!
歯ブラシの選び方は?
アパガードなどの歯磨き粉もホワイトニングや、歯周病予防で使い分ける必要があります。歯ブラシも同じですよ!
目的 | ブラシ | 特徴 |
虫歯予防 | ふつう〜かため | ヘッド小さめ |
歯周病予防 | やわらかめ〜ふつうの細め | ヘッド薄型 |
ホワイトニング | やわらかめ | 幅広タイプ |
口臭ケア | やわらかめ〜ふつうの極細毛 | ヘッド薄型 |
高齢者 | やわらかめ | 電動ブラシも◎ |
表のように、目的別で歯ブラシを選ぶと効率的にみがけます!それでは目的別に説明していきましょう。
歯周病と虫歯ケアどちらも同じだと思っていませんか?実は歯周病菌と虫歯菌は別物なのです!そのため、ケアも違ってきます。
虫歯菌は「歯」歯周病菌が「骨や歯茎」に定着します。虫歯予防では、歯の表面をみがきやすいものがいいでしょう。山型ブラシより平面型の方が表面に当たりやすくなります。
特に届きにくい奥歯は小さめ歯ブラシが最適です。歯の表面が傷付かないように、柔らかめブラシを選ぶことも大事ですよ!
対して歯周病予防には、歯と歯茎の間が磨きやすい細めブラシで薄いヘッドだといいでしょう。歯と歯茎の溝にブラシが当たりやすい山型ブラシもオススメです。
ホワイトニングには、歯の表面が傷付きにくいやわらかめブラシをオススメします!人気の幅広歯ブラシは効率よくみがけますよ!
幅広歯ブラシは小さいブラシより力が分散されるので、傷を付けにくいというメリットも。
アパガードはホワイトニングに特化した歯ブラシもあるのです。抗菌剤アパサイダーと、トルマリンを練り込んだ独自のブラシを使用しています。
トルマリンは歯みがき時マイナスイオンを発生させ、汚れが吸着されやすくなるのだとか。
口臭ケアには極細毛を選ぶといいでしょう。ブラシ背面に舌ブラシが付いたものもあり、舌の汚れを合わせて落とせます。
高齢者など自分で細かいところがみがきにくい方は、電動歯ブラシを検討してみてください!
力がいらず、自分で動かす範囲も少なく済みます。歯を傷付けにくいやわらかいブラシがいいでしょう。
目的に合ったもの以外を買ってはいけないわけではありません。自分の口に合った歯ブラシを選ぶことも大切ですよ♪
理想的な歯みがきは?
歯みがきのタイミングは、食直後か食後時間を置いた方がいいのか?これは専門家も分かれるところです。
食直後だと、酸が発生するため歯を傷つけてしまうという意見もあります。しかし、それは研磨剤が使用されている歯みがき粉を使った場合。
アパガードは研磨剤が入っておらず、再石灰化を助ける作用もありましたよね?必ずしも食直後はダメ!ということではありません。
時間が経つと汚れは落ちにくくなってしまうのも事実です。歯みがき粉を付けずにみがくだけでもいいでしょう。
1日のうちで寝る前は、なるべく時間をかけて歯みがきするようにしてください。寝ている間に虫歯菌が増えてしまいます。
そして歯ブラシの持ち方。大人の場合、力が入りすぎて歯茎を傷付けてしまうこともあります。えんぴつ持ちでやさしく、細やかにみがくことを心がけましょう。
歯ブラシの当て方は、目的別に変わります。虫歯予防には、奥歯のデコボコしたところにブラシを垂直に当て細かく動かします。
みがきにくい奥歯裏側は、ブラシのかかと部分や毛先を使ってみがくといいですよ。
歯と歯の間も虫歯ができやすいところなので、ブラシをたてに動かして少しずつみがきましょう。歯と歯のスキマにはデンタルフロスをうまく活用するといいでしょう。
歯周病予防は、歯と歯茎の間にブラシが当たるよう、毛先をななめ45度で当てます。毛先を使ってやさしくかき出すようにみがきましょう。
歯茎のマッサージにもなるので、血行が良くなり健康な歯を保てます。
歯の裏側も汚れがたまりやすい場所です。裏側は歯ブラシをたてにして、毛先で1~2本づつみがくよう優しく動かします。
歯と歯茎の間は特にみがきにくいので、歯間ブラシも活用するのがいいでしょう。
歯ブラシの交換時期も大事になってきます。「歯ブラシの毛先が広がってきたら交換時期」というのは聞いたことがありますか?
歯ブラシを後ろから見て、毛先がヘッドから見えたら交換時期とされています。毛先が広がると、歯の溝にしっかり当たらず時間をかけてもうまくみがけません。
みなさんの今使っている歯ブラシはどうなっていますか?最近では高級な歯ブラシも売っているので、買い替えることをためらってしまう方もいますよね。
安くても、自分に合った歯ブラシでしっかりみがける習慣を身に付けてくださいね♪
まとめ
- アパガードは再石灰化を助けてくれるので、買ってはいけない成分ではなかった
- アパガードのホワイトニングはツヤを出してくすみを目立たなくする
- 歯みがき粉よりも毎日の正しい歯みがきが重要
買ってはいけないと言われていたアパガードは、むしろ体にやさしい成分でした。ハイドロキシアパタイトは体を作る大事な成分。
さらに研磨作用はあっても、研磨剤ではないので歯を傷つける心配が他の歯みがき粉より少ないです。
アパガードの商品は歯みがき粉だけでなく、ホワイトニングに特化した歯ブラシや洗口液、電動歯ブラシまで販売していました。
虫歯菌や歯周病菌は毎日歯みがきをしていても、みがき方が足りないと進行してしまいます。
自分に合った歯ブラシを選び、ケアごとの歯みがき粉も成分から選ぶといつまでも健康な歯で過ごせますよ!
甘いものを買ってはいけないとか、ステインの付きやすいものがいけないとか言う前に歯みがき習慣から見直してみましょう!
これからは人生100年時代。芸能人じゃなくても歯が命ですね!
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