いまや私たちの生活に欠かせない存在になっている『ダイソー』。ダイソーを初めとする100均に、かわいい多肉植物が売られているのはご存じですか?
多肉植物はとても育てやすく、見た目のかわいらしさから女性を中心に近年人気が広がっています。
水やりの管理が簡単で、タイミングがわかりやすい多肉植物は、植物を育てることに苦手意識がある方に最もおすすめの植物です。
多肉植物の中でもトップクラスで人気があるのは、華やかなエケベリア属。エケベリア属とは葉が花びらのように渦巻くバラのような形をした多肉植物です。
そんなトップクラスの人気なエケベリア属の多肉植物も、ダイソーなどの100均で買うことができるのです。
今回は、100均で売られているエケベリア属の多肉植物と、エケベリアを上手に育てるコツをまとめてみました。
ダイソーで買える多肉植物エケベリアって何?
多肉植物になじみがない方からするとエケベリアと言われても、なにそれ?多肉植物の名前?と何のことかわかりませんよね。
最初にエケベリアについて、簡単に説明します。
多肉植物のエケベリアって何?
多肉植物はとても多くの種類があり、その数おおよそ3万種以上‼その多くの多肉植物はまず『属種』に分類され、さらに『品種』として分けられています。
多肉植物は育て方や特徴によって属種に分けられます。その属種の一つに『エケベリア』という名称がつけられました。
『エケベリア』は南米の山中に200以上の品種があると言われており、多肉植物業界でも最も人気のある属種です。
日本国内でもエケベリアを中心とした交配種の育成が盛んにおこなわれ、日々新しい交配種が生まれています。
『エケベリア』は国内外でも非常に人気があり、多肉植物の代表格ともいえる属種の名称なのです。
エケベリアの魅力
私は多肉植物に魅了されて7年目。エケベリアの魅力について熱く説明させていただきます。
エケベリアの魅力は何と言ってもそのフォルムにあります。
肉厚の葉っぱが花びらのように中心から放射状に広がり、薔薇のような形になります。
丸い形から細長いものや、尖った爪を持つもの、赤や黄色や緑色、オレンジなどそれぞれがしっかりと個性を持って自己主張をしています。
カッコよさや可愛らしさが個体によって違うので、ついつい集めたくなる魅力があるのです。
そしてとても大切なこと。みなさん多肉植物は紅葉するって知っていますか?
適度な日光で丈夫に育った多肉は、気候の寒暖差によって美しく紅葉します。紅葉した多肉植物、それはもう言葉で表現できないほどの、圧巻の美しさです。
夏の顔と冬の顔2度楽しめるのもエケベリアが持つ魅力の一つであり、一年を通して楽しめるのです。
エケベリアは個性がそれぞれちがうので単体で飾って楽しむのはもちろんですが、寄せ植えしてもまた違う楽しさがあります。
少しでも興味を持ったら、まずはダイソーなどの100均で気軽に購入できるエケベリアから、育成をスタートしてみませんか?
ダイソーで買ったエケベリアが名無しだった場合
よし、多肉植物育ててみよう!!と思いダイソーに行ったものの、名札に属性のエケベリアとしか書いてなくて個体の名前がわからないよということがあります。
ダイソーなどの100均で買える多肉植物は種類がたくさんあります。名前が書いてあるものもあれば、エケベリアと属性だけ表記の場合があります。
もし名前が書いていない多肉植物の名前を知りたい時は、自分で調べる必要があります。
ダイソーや100均で売られているエケベリアの紹介
せっかくかわいいエケベリアを買ったなら、名前は知っておきたいですよね。
ダイソーなどの100均に置かれているエケベリアは、比較的有名で強い個体が多いため、成長してくると個性が出てくるので名前がわかりやすくなります。
今までに、ダイソーやキャンドゥのパトロールで見たことのある多肉植物の名前を挙げてみました。
-
- マッコス
- 淡雪
- チワワエンシス
- 黄麗
- 秀麗
- トップシータービー
- ブロンズ姫
- 女雛
- シルバースター
- メラコ
- 大和姫
- 大和錦
- レディシア
- ヘラクレス
- オリビア
- 立田
- 高砂の翁
- 白ボタン
- ルンヨニー
- 銘月
- 朧月
- ピンクルビー
- ルビーネックレス
- 虹の玉
- ビアポップ
- 月兎耳
- センペルビウム
私は多肉植物マニアなので、定期的に100均多肉をチェックしています。大体この中に名無しの子の名前が隠れているはず。
上記の名前で検索して、手元にある名無しの子に似ていたら、その名前の可能性が高いと思うので参考にしてください。
ただ、多肉植物は夏の顔と冬の顔が違うように、管理状況により顔がかなり変わってきます。長い目で見ながら名前を想像して楽しむのもいいかもしれません。
コミュニティーサイトを利用する
またネット上に植物好きが集まるコミュニティーサイトなどがあります。
無料で会員登録してから、写真を撮って名前を知りたいですと投稿すると、詳しい人たちが教えてくれます。
本格的に多肉植物を育ててみようと思ったら、コミュニティーサイトを利用するのもいいかもしれません。
100均の名無し多肉植物を調べている人は多いので、わかると思います。
コミュニティーサイトで名前の検索をすると、一年中を通して多肉植物の様子が投稿されています。
自分の多肉植物に似ているものがみつかり、名前がわかりやすくなると思います。
ダイソーでエケベリアを購入する際のポイント
本来多肉植物は日光が大好きな植物です。しかしダイソーなど100均に置かれているエケベリアは、園芸店とは違い店内管理されています。
店内管理だと風通しや日光不足、水のやりすぎによる根腐れなど、状態が悪くなっている可能性があります。
せっかく買うなら元気のある多肉植物を買いたいですよね。
購入する際に見るべきポイントをあげてみたので、購入の際に気にしてみてください。
鮮やかな緑色だと元気な証拠です。茶色く変色している部分がないかチェックしましょう。
茎もしくは生長点が茶色く変色しているもしくは枯れていると、苗が弱っている可能性があります。
なるべく新芽が元気で、全体的に色が鮮やかな物を選ぶのがポイントです。
土の状態で根っこの状態がわかります。土にコケが生えていると、水はけが悪かったり風通しがわるかったり、水のあげすぎなど、よくない可能性が考えられます。
土にコケが生えるような状態だと根っこが根腐れしているかもしれません。
なるべく土もきれいな状態の物を選びましょう。
入荷してすぐの多肉植物は形も整って綺麗ですが、何日も室内にいたものはお日様を求めて徒長してしまいます。
徒長は茎がひょろひょろと上に伸びて、葉と葉の間隔が大きくあいて形が崩れてしまっている状態です。
日照不足で徒長してしまった苗は弱っており、ちょっと触れただけでも葉が落ちてしまいます。
伸びきってなく形が整った状態のものを選びましょう。
ダイソーのエケベリアを育てるのに必要なもの
ダイソーなど100均で可愛いエケベリアを見つけたら育ててみましょう。多肉植物を育てるのに必要なものは全て100均で揃えることができます。
まずは多肉植物の苗。ダイソーやキャンドゥ、セリアには強くて人気のあるエケベリアが売られています。自分好みのエケベリアを選びましょう。
エケベリアは存在感があるので単体で植えても可愛いですし、いくつかの苗を一緒に寄せ植えしても非常に可愛いです。
多肉植物は水分を蓄えた植物です。水やりの頻度もほかの観葉植物に比べると少なくて済みます。そのため、やや乾燥気味に育てる必要があります。
市販で売られている多肉植物用の土は、多肉植物の性質にあった土をブレンドして作られているので非常に水はけがよい土になっています。
ダイソーなどの100均には『多肉植物用の土』や『観葉植物用の土』など種類が書かれているのでまずは『多肉植物用の土』を選びましょう。
また100均にあるハイドロボールという人口の土も、多肉植物を育てることができます。
ダイソーなど100均のガーデニング売り場には、たくさんの鉢が売っています。
基本的には植えたい苗の一回り大きい鉢を選びましょう。
鉢には穴の空いていないものもあります。
大きすぎる鉢や、穴の空いてない鉢で水はけが悪くなると根腐れの原因になります。
多肉植物を育てるには、土の水はけがよいことが重要なので育てるのに慣れるまでは穴の空いた鉢を使うことをお勧めします。
100均の食器コーナーでは可愛い器がたくさんあります。好みの陶器に自分で穴をあけて鉢かわりに使うこともできます。
また、かごに麻の布を引いてから土を入れ、鉢変わりに使う方法や、ブリキ缶に穴をあけて鉢としてつかうなど色々な楽しみ方があります。
100均にはたくさん鉢変わりに代用できるものがあるので、これは鉢になるかなぁと想像しながら探してみるのも楽しいですよ。
鉢にある底穴から土が流れ出ないように、底石と底ネットを準備しましょう。
底石と底ネットを使わないと、底穴から土が出てきてしまいます。
深さのある鉢には底石で土の量を調整もできます。底ネットは外で育てる時に、底穴から害虫が入ってくるのを防ぐ効果もあります。
鉢に土を入れる時にスコップがあると便利です。多肉植物はミニサイズなので、小さめのスコップがあると入れやすくスムーズに植え替えができます。
ハサミは苗を植え替える時に、伸びきった古い根っこをハサミでカットしてから植え替えましょう。
ピンセットは苗を植え替えるときにあると便利です。また枯れ葉を取るときにも活躍します。
植え替える際、苗と土の間に隙間があるとグラグラしてしまいます。
その際ピンセットで土と苗に隙間を作らないようにつついて、土と苗を密着させることがポイントです。
ダイソーのエケベリアを植え替えてみよう
材料もそろい、準備が整ったら早速植え替えてみましょう。植え替えには土を扱うので、トレーや新聞紙を敷いてから作業すると汚れずに片付けも簡単に済みます。
まずは底穴が隠れる大きさの底ネットを敷きましょう。底ネットを敷いたら次は底石です。容器底が隠れるくらいに底石を入れましょう。
ポットから優しく、土ごと苗をだしましょう。
土が固まっていて出てこないときは、ピンセットで土を外側からゆっくりほぐしていくと出しやすくなります。
苗を出したらほぐしながら土を落としてあげましょう。
土が濡れていると根と土がうまくほぐれないので根を痛める原因になります。
植え替え前は水やりを控えて、乾いた状態で植え替えしましょう。
土が乾いていると、土がほぐしやすく根っこを痛めることがなく植え替えができます。
まず、鉢の半分ほど土を入れます。続いて根っこを土の上に置き、手で苗を固定しながら根っこに土をかぶせていきます。
土の量は鉢の8分目くらいが目安です。それ以上だと水やりの際に土が溢れ出ることがあり、それ以下だと風通しが悪くなり蒸れやすくなります。
根っこが完全に隠れるまで土が入ったら、苗と土の間に隙間がなくなるよう、優しくピンセットでつつき隙間を埋めて微調整してあげましょう。
根っこと土の隙間を埋めて土が沈んだ場合は、土を鉢の8分目まで追加します。
植え替え時、丁寧に植え替えを行っても根っこは少し傷んでしまいます。
その状態でお水をあげると根腐れの原因にもなりかねないので、植え替えしてから1週間たってからお水はあげましょう。
ダイソーのエケベリアを上手に育てるコツ
ダイソーなどの100均エケベリアを上手に育てるには、コツがあります。
多肉植物は本来日光が大好きな植物です。明るく日当たりの良い場所が理想です。
品種によっては日光に弱い品種もありますので、いきなり日当たりの良い場所に出すのではなく必ず半日陰からスタートしてください。
特にダイソーなどの100均で室内管理されていた多肉は、日光が圧倒的に足りていませんでした。
植え替え直後に日当たりの良い場所に置くと、必ずと言ってもいいほど葉焼けします。
私はそれで何度も失敗してきました。
100均の多肉植物だけに限りませんが、購入直後の植物は、まず家の環境に慣れさせることがとても大切です。
日陰からスタートして徐々に数日~数週間かけながら、理想的な明るく日当たりの良い場所に移動してあげましょう。
これは苗を傷めずに、上手に育てるコツとなってきます。
明るく日当たりの良い場所と言っても、夏場の直射日光は刺激が強すぎます。夏は必ず半日陰に移動するか遮光してあげてください。
日当たりが良い場所で育った多肉植物は、秋冬の紅葉がとても色鮮やかに出ます。
多肉植物は体内に水分を蓄えている植物なので、水やりの頻度は他の植物に比べると少ないのが特徴です。
そうは言っても、育てたことがないと水やりのタイミングはわからないですよね。
私の水やりタイミングを伝授します。それは『水やりは土がカラカラに乾いてから!!』
またエケベリアをよく観察していると、水が欲しそうなときはシワっとしてきます。逆に足りているときはパッツンパッツンです。
肉厚だった多肉植物が若干萎む感じで、シワっとしてきたら水をたっぷりあげてください。
水のやりすぎは根腐れの原因になります。絶対に覚えておきましょう。
可愛いからと過保護にすればするほど泣いてきた私が、何度も証明していますので、くれぐれも水のやりすぎにはご注意を!!
ダイソーなどの100均に売られている多肉植物は、基本的にはミニサイズです。しかし、環境が良ければ大きく生長し、子株ができます。
苗が大きくなって鉢がパンパンになったり、子株が生長したり、鉢が窮屈そうになってきたら水が吸えなくなるので植え替えてあげましょう。
また底穴から根っこが出始めたときは、植え替えのタイミングです。
また植え替えてから1年以上たったら、土もカチカチになっているので、植え替えのタイミングです。
植え替えを先延ばしにしていると、水を十分に吸うことができずに苗が弱ってしまうことがあります。
大体1年を目安に植え替えをしてあげると、何年もきれいに生長してくれます。
枯れ葉は定期的に取り除き、蒸れを防止してあげましょう。
ダイソーのエケベリアを100均の小物を使った楽しみ方
ダイソーなどの100均で買えるエケベリアは、100均の小物を使って可愛く楽しめます。
100均に売られている鉢やレジンとエケベリアを組み合わせて植え替えると、可愛い寄せ植えができるので簡単にできる楽しみ方を紹介します。
ブリキ缶とレジンでのアレンジ
ダイソーなどの100均で売られているブリキ缶は、鉢としても万能。しかし穴が開いてないので自分であける必要があります。
電動ドリルなどであけるのか主流ですが、私は釘とトンカチであけてしまいます。簡単に開けることができますよ。
穴をあけたブリキ缶にネットと石、砂を入れます。今回は寄せ植えをするために家で育てていたペンデンスという多肉植物をカットして入れてみました。
次に100均で購入したレジンをのせます。そのあとダイソーで購入したエケベリアのチワワエンシスを入れ、隙間に家で育てている多肉植物を詰めてみました。
このように簡単に可愛らしい寄せ植えができるのです!!秋になって紅葉すると色が深まり、今と違った雰囲気になります。
かごと麻の布を使ったアレンジ
二つ目は100均のかごと麻の布を使った簡単寄せ植えです。
かごに麻の布を切って敷きます。その上から土を入れ、お好きなエケベリアを植え付けたら完成!超簡単なのに可愛く出来上がります。
かごと麻布の組み合わせは、通常の鉢より乾きやすいので水やりは鉢の時より頻度を多くあげてください。
ダイソーなどの100均で購入できるエケベリアは、楽しみ方が無限大です。一度ハマると抜け出せなくなりますよ。
まとめ
- 多肉植物の中でも非常に人気なのはエケベリア。ダイソーなどの100均でも購入できる
- ダイソーで買ったエケベリアが名無しだった場合は、生長を楽しみながら検索して調べてよう
- エケベリアを育てる材料は、全て100均で揃えることが可能
- 100均のエケベリアでも育て方のコツをつかんで上手に育てよう
- 100均のエケベリアと小物を使って多肉植物を楽しもう
多肉植物は上手に育てたら何年も元気に育ってくれます。子株をつけたり、葉挿しをして増やしたり色んな楽しみ方があります。
ぜひ上手に育てて紅葉も楽しんでみてください。下記では鉢の楽しみ方を紹介しています。
鉢カバーを簡単diy!100均の材料のみで作る簡単アイデア10選
コメント