毎年予想もできないようなひどい自然災害が起こる近年、防災リュックの必要性が注目されていますよね。
あなたは防災リュックは用意していますか?
高額の防災リュックセットも販売されていますが、中身のリストがあなたにとって本当に必要なものでない場合があります。
せっかく防災リュックを用意していても、いざとなると全く役に立たないんです。
防災リュックに重要なのはその中身リストをあなた色に染めることです。
私は東日本大震災をきっかけにオリジナルの防災リュックを用意し、もう10年間、本当に今の私に役に立つ中身リストかどうかを年に2回確認し続けています。
そんな私が本当に作るべき防災リュックの中身リストをご紹介します。
防災リュックの中身リストはあなた色が大切!!
市販されている防災リュックのセットはたくさんありますよね。
そして、少し検索すればネット上で、必要とされている防災リュックのリストも出てきます。
市販の防災グッズのリュックはどんなに安い物を探してもかるく一万円はします。た、高くないですか?!
そう思って、私も最初はインターネットに出ている防災リュックのリストを見て片っ端から用意してみました。
100円ショップで揃えられるものもあり、かなりお値段的にはお手頃になりました。
あなたも防災リュックのリストを見て用意したことがあれば感じたと思うのですが、尋常じゃなく、重いんです!!
何もない今でさえ持ち上げるのも一苦労な重さなのに、緊急時にこのリュックを持って逃げられるのか?!そう思ったら不安しかありませんでした。
だからこそ、防災リュックの中身リストは今のあなたにとって必要かどうかで厳選したもので作る必要があるんです。
防災リュックの中身リストをあなた色にする理由?!
ストレスの軽減のため!!
一般的な防災リュックの中身リストとして挙がっているもので、もちろん必ず用意するべきものもあります。
これは想像しやすいと思うのですが、水分と食糧です。
いくらひとそれぞれと言っても水と食べ物なしに過ごせる人はいませんよね。
ですから、重くなってしまっても用意が必要です。
ですが、非常食と言っても防災リュックへの意識が高まる昨今、様々な種類の非常食が出ています。
だからこそ、ただ食べられればいいのではなく、あなたが非常時にも安心しておいしく食べられるものを選んでください。
パン派の人が非常食にご飯を食べても本当に満足はできません。もちろん、その逆のことも言えます。
一番いいのは、あらかじめ試食してみておいしいと思ったもの、好きなものを選ぶことです。
現在はごはんやパンだけでなく、パスタなどもありますから、ぜひ、あなたの好みの非常食を探してみてくださいね。
あなたの身体を守るため!!
次に、あなたが女性であれば生理用品は絶対に必要ですよね。
ここまでは、検索したら防災リュックの中身のリストとして出ているかもしれません。
ところが、1回の生理でどのくらいの生理用品が必要かはあなたにしかわからないんです。
だから、あなたに必要な量の生理用品を確保しておく必要があります。
ナプキン派かタンポン派ということも重要ですよね。
私は日頃はナプキンを使っているので、やむを得ない事情でタンポンをたまに使うと痛くて痛くて、とても苦痛です。
でも、慣れている人にはタンポンの方が使いやすいということもあると思います。
もちろん、自然災害からある程度時間がたって避難所が機能してくると生理用品も支援物資として届きます。
ですが、心身ともにストレスの多い状況で慣れない生理用品を使うと、肌荒れを起こしてしまうこともあるんです。
緊急時で医療体制が充実していないですから、肌荒れを起こしてもすぐに対応してもらえない可能性もあります。
なにより、陰部の肌荒れは自分からは言い出しにくいですよね。
我慢しているうちに、症状が悪化してしまうこともあるので、使い慣れたものを用意しておきましょう。
あなたに必要な量はあなたにしかわからないため!!
たとえば、防災リュックの中身リストとして、よく挙がっているのがホッカイロです。冬でも暖を確保するためですね。
一般的に、ただホッカイロとだけ書かれている場合も、ホッカイロ〇枚と書かれている場合もあります。
ですが、あなたが暑がりさんか寒がりさんかで、必要な量は他の人とは異なりますよね。
もしもあなたが、いつも冬は靴の中にまでホッカイロを入れているなら、ネット上には書いていなくても、あなたの防災リュックの中身リストは変わりますよね。
身体用のホッカイロのほかに靴の中に入れるためのホッカイロも追加しておく必要があります。
上で書いた食事についても、1回の食事量はあなた次第です。
非常食1パックなのか、半分でいいのか、3パック必要なのかはあなたにしかわからないんです。
あなたの大切なパートナーを守るため!!
パートナーと言っても、彼氏や旦那さん、友人ではありません。
子どもやペット、そして介護の必要な親(または義理の親)です。
赤ちゃんならおむつや必要に応じて粉ミルクが必要ですし、あなたのペットの食事やトイレ用品も必要でしょう。
子どもやペットにも大きなストレスがかかります。
もしも、お気に入りのおもちゃやタオルなどがあったら、用意しておくと安心させてあげられますよ。
そして、親であれば、いつも飲んでいるお薬やお薬手帳も用意しておきたいものです。
防災リュックは必ずしもリュックサックでなくてもかまいません。
重い荷物を背負えないご両親にはキャリーケースのようにタイヤのついたものがいいでしょう。
非常時に持ち運べることを考慮して選ぶとこが大切ですし、疲れたときにイス代わりにもなるようなキャリーケースなら、なおさらいいでしょう。
私の防災リュックの中身リストをご紹介!!
防災リュックの中身リストがあなた色であるべき理由をお伝えしました。
それでは、ここで具体的に私が作っている防災リュックの中身リストをご紹介します。
私は、ジャンルごとにまとめて1セットにしています。
水
- 水 500ml×2本
水は備蓄しておくべき量は一般的には3日分で1日一人3Lと言われています。
また、防災リュックに入れておくべき量は2~3本だそうです。
私は日頃からすぐにトイレに行きたくなるので、トイレが心配で少な目の2本を用意しています。
食料
- 2個入りのパン×1缶
- ペペロンチーノ×1パック
- あめ
- ミンティア×2ケース
非常食は防災リュックに入れておく量の目安としては、2~3食分とおやつが必要だと言われています。
先程、好きなものを食べられるようにしましょう。とお伝えしましたが、もう一つ重要なのは選べる自由と楽しみがあることだと思っています。
みなさんもいつもの食事の時、「今日は何を食べようかな」と考えて、その時の気分で選んでいませんか?
だからこそ、パンとパスタというあえて異なるジャンルのメニューを用意することで、その時に自由に選べるようにしています。
あめはおやつで、ミンティアはお口をスッキリさせてリフレッシュしたいときのためです。これも日常生活でもあることですよね。
情報物品
- LEDライト
- ラジオ(手回し式)
- ライト/ラジオの取説
AM/FMが聴けるラジオ、手回し式で充電できる機能、懐中電灯機能、スマホ充電機能、サイレン機能を搭載したライトとラジオを用意しています。
これはもともと必要だと推奨されているものです。
私は自分のスマホにあうようにtype-Cの接続もいれています。
衣類
- レインコート
- タオル(バスタオル、スポーツタオル×各1枚)
- 下着(圧縮ショーツ・シャツセット×1セット、紙ショーツ×3枚)
レインコートは雨対策です。タオルは1枚あれば良いと書かれているものもあります。
ですが、多くて困ることはないので大小2枚用意しています。
下着は防災リュックの中身リストには入っていないこともあります。
持って逃げるのではなく、家に備蓄としてあれば良い、ということのようです。
ですが、ずっと同じ下着を着続けることに抵抗があるので、私は用意しています。
紙ショーツはエステなどで用意されているようなものです。
履き心地としてはカサカサするのですが、紙製なので洗濯できない状況でも、緊急時でも捨てることに抵抗なく処分できるのでこちらを用意しています。
救急物品
- 三角巾
- 粘着包帯
- ばんそうこう×10枚
- 滅菌ガーゼ
- イソジン×1本
- 消毒薬×1本
- ジェル消毒薬×1本
- 綿棒×5本
- プラスチックグローブ×10組
- マスク×7枚
- コットン
- 目薬
救急物品は急なケガの際の対応用です。感染予防にイソジンやジェル消毒薬もいれています。
また、ドライアイなので目薬もいれています。
衛生物品
- 生理用品(昼用×12個、夜用×3個、パンティーライナー×10個)
- サニタリーショーツ×1枚
- ビニール袋(生理用品を捨てるためのもの)×1枚
- 陰部用消毒薬×1本
- 簡易トイレ×6個
- マウスウォッシュ×1本
- コンタクトケース×1個
- 保存液×1本
- メガネ
- ドライシャンプー×1本
- 汗拭きシート×1パック
- ポケットティッシュ
- ビニール袋×4枚
- 鏡
- ヘアブラシ/ヘアゴム
- ウェットティッシュ
- 爪切り
- 毛抜き
- ボディソープ/シャンプー/コンディショナー
- メイク落とし/洗顔フォーム/化粧水/乳液
- リップクリーム×2本
- ワセリン×1個
- 安全ピン
簡易トイレは3回分程度でいいと言われていますが、私は心配なので多めに用意しています。
また、視力が悪いので、コンタクト用品は私には必須です。
基本的にはコンタクトを使い続けたいのですが、洗えない可能性を考慮してメガネも用意しています。
防災用にあえてメガネを用意する必要はないと思います。
新しいメガネを作った時には古いものを捨てないで防災リュックに入れておけば、多少見えにくくても安心ですよ。
そして、私の場合は敏感肌ではないのですが、化粧品は使い慣れたものを使用したくて入れています。
作業物品
- 軍手×1組
- はさみ×1つ
- ガムテープ×1個
災害時なので、ケガの予防に軍手を用意しています。
ガムテープは包帯が足りないときの固定などにも使えて使い勝手がいいので用意しています。
保温物品
- ホッカイロ(大)×5枚/貼るカイロ×4枚
- レジャーシート×1枚
- ライター
私は寒がりなのでホッカイロは多めに入れています。
レジャーシートは地面に直接座らなくていい、という点で清潔の為にもなるので用意しました。
ライターは避難所では使えないと思いますが、火を起こせるものがあればいざというときに安心だと思い用意しています。
その他
- スケッチブック/マジック
- 新聞紙
- 現金
- 重要書類のコピー
私は両親と住んでいるので、一緒に避難できなかった場合、目印を書けるようにスケッチブックを用意しています。助けを求める際にも使えますね。
新聞紙は体に巻くとあたたかいらしいので、寒さ対策として用意しています。
防災リュックの中身リストは適宜チェック!!
以上のように私は必須と言われている防災リュックの中身リストを私に合うようにカスタマイズして、用意しています。
そして、大切なのはせっかく用意したこの防災リュックの中身リストが適切なものかどうか、適宜見直すことです。
私は毎年、3月と9月に防災リュックの中身リストをチェックしています。
9月1日が防災の日なのと、3月には東日本大震災がありました。
そのため3月と9月は多くのお店で防災グッズの取り扱いが豊富になり、特設スペースも通常より広くなります。
せっかく用意した物品の使用期限や賞味期限が過ぎていたら肝心な時に役に立ちません。
また、重要書類には親族や友人の連絡先を記載しています。
私の勤務先の情報や保険証・免許証・通帳のコピーもあわせて用意しています。
それらの書類に変更がないかも確認して、随時最新のものと交換しています。
ここまですることで、防災リュックの中身リストは荷物の面でも情報の面でも、あなたにとって最新で今本当に必要なものになるのです。
何が起こるかわからない非常時だからこそ、あなたにとって本当に必要なものと情報が確実に手に入る必要があります。
防災リュックの中身リストはあなた色のものである必要があるのです。
まとめ
- 防災リュックの中身はあなたに本当に必要なものでないと意味がありません
- あなたに必要な量と内容にカスタマイズして用意
- 定期的に見直しいま必要なものと情報に更新
今回は私が実際に作っている防災リュックの中身リストをご紹介しつつ、あなた色の中身リストを作ることが大切だということをお伝えしました。
これから防災リュックの中身リストを考える方、今の中身に不安がある方はぜひあなた色の防災リュックの中身リストになるように、考えてみてくださいね。
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