エアコンは、私たちの生活を快適にしてくれる欠かせない存在。
特にエアコンのない屋外で長時間過ごしていると、エアコンが恋しくなってしまいますよね。
ところであなたは、エアコンフィルターをちゃんとお掃除していますか?
実は、エアコンの内部はカビが発生しやすい環境で、そのまま放置しておくと、様々な問題を引き起こす原因になってしまうんです!!
えっ!?と思ったそこのあなた。今回は、エアコンフィルターのカビによる影響とカビが発生する原因を解説していきます。
また、4ステップでできるエアコンフィルターのカビ掃除法も紹介いたします。
この記事を読めば、きっとエアコンのカビ掃除や予防が楽にできるはず!それでは、さっそく見ていきましょう!
エアコンフィルターのカビによる影響
まず、エアコンフィルターにカビが発生することで起こる、影響を見ていきましょう。主な影響は3つあります。
健康被害
エアコンの風で部屋の中にカビが飛散すると、健康への悪影響を及ぼすことがあります。
・カビ肺炎
・アレルギー症状
例えば、上の2つのような症状が挙げられます。
また、カビの一種である「アスペルギルス菌」は私たちの身近にある菌です。
しかし、体調のすぐれない人や持病を持っている人が吸うと呼吸困難に陥り、命に危険を及ぼすこともあります。
電気代の増加
エアコン内部にほこりがたまることで、エアコンの効率は低下します。
すると室内に温かい風や冷たい風を送ることができなくなり、エアコンの稼働時間が増え、消費電力を無駄にしてしまいます。
環境省のホームページにも、こういった記載がされています。
2週間に1度は、フィルターの掃除をしましょう。
フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がり、無駄な電気を使います。冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減になります。
引用 環境省(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/office/saving01.html)
日常生活への支障
エアコン内部のほこりやカビを放置しておくと、臭いが発生します。
そして、ほこりやカビがエアコンの通り道を妨げたり、モーターが回転しづらくなったりすると、騒音などの影響も出ます。
これらが悪化するとストレスになり、快適に生活できなくなります。
エアコンの騒音に関しては、私も経験したことがあります。
やはり、不快な思いをしないためにも定期的な掃除は大切ですね…。
エアコンフィルターにカビが発生する原因
では、どうしてエアコンフィルターにカビが発生するのでしょうか?
カビが発生する原因も3つに分けて解説していきます!
温度
人間が心地よく感じる温度は、20~30度だと言われています。
そしてこれは、カビにとっても快適で、繁殖しやすい温度です。
エアコン内部がこれくらいの温度になっていると、当然カビが発生する原因になります。
湿度
カビは湿度80%以上で繁殖しやすくなります。
そして冷房、除湿時のエアコン内部の湿度は、なんと90%を超えることも!!
それだけの湿気がフィルターに残っていると考えれば、カビが発生するのも納得ですね。
栄養
カビは何を食べて生きているかご存じですか?
実は、人間の食べ物以外にも、垢や髪の毛、プラスチック、塗料など、何でも食べてしまうんです…。恐ろしいですね。
そしてエアコンのフィルターは、空気が出入りする際に網のような役割をしているため、ほこりがたまりやすくなります。
こうしてたまったほこりをカビが食べることで、カビが増殖する原因となるのです。
エアコンフィルターのカビ掃除法は4ステップでできる
さあ、エアコンフィルターにカビができる影響と原因が分かったところで、いよいよその掃除方法について解説していきます!!
フィルターがついた状態のまま掃除機をかける
そのままフィルターを外すと、室内にほこりやカビが舞ってしまいます。
まずはエアコンにフィルターがついた状態で掃除機をかけ、表面の汚れを吸い取りましょう。
フィルターを外し表側から掃除機をかける
ある程度汚れが取れたところでフィルターを外し、表側に掃除機をかけます。ほこりの多くは、表側に付着しています。
裏側から掃除機をかけてしまうと、ほこりがフィルターの目に詰まってしまうので、必ず表側からかけるようにしてください!
フィルターの裏側から水で洗う
掃除機で取れなかった細かいほこりを水で洗い流します。
掃除機をかける際は表側からでしたが、今度は裏側から水を流してください!ほこりが詰まってしまいます。
ほこりがなかなか取れない場合は、歯ブラシなどでやさしくこすると良いでしょう。
乾いたタオルで水気を拭き取り日陰で乾燥させる
フィルターが綺麗になったら、後は乾かすだけです!
濡れたままにしておくとカビが発生し、今までの労力が水の泡になってしまうので、気を付けてくださいね。
どうでしたか?意外と簡単だったのではないでしょうか?
これなら、ズボラな私にもできそうな気がします(笑)
エアコンフィルターのカビ予防!カビキラーは使える?
これまで掃除方法について解説してきましたが、カビの発生を予防する方法についても調べてみました!
まず、カビの予防や除去によく使われるのがカビキラーですが、エアコンフィルターにも使えるのでしょうか。
結論から言うと、エアコンフィルターにカビキラーを使ってはいけません!!
カビキラーには主に、塩素やアルカリ系の成分が使われています。
そのため、カビキラーをエアコンのフィルターにかけると、エアコンに塩素の刺激臭が残ってしまったり、アルミ製のパーツが腐る原因になってしまったりするのです。
エアコンフィルターのカビ予防にカビキラーが使えないと分かったところで、他の有効な方法を見ていきましょう。
送風運転
送風機能とは、エアコン内部や室内の空気を循環させる機能のことです。
エアコンは冷房、暖房をつけている間、内部で結露が発生します。
結露をそのままにしておくとカビが増殖する原因となります。
冷暖房の運転後は30分~2時間ほど送風機能を使い、エアコンの内部を乾燥させましょう。
部屋の換気
窓を開けて換気すると、エアコン内部だけでなく室内全体のカビを防ぐことができます。
また、カビと同時にほこりも外に追い出すことができるので、カビがより発生しにくくなります。
ちなみに私はコロナウイルス感染予防の為もあって、毎日欠かさず換気をしています。
カビ防止グッズを使う
市販の防カビ剤を使うことで、カビの繁殖を予防することができます。
また、カビだけでなく臭いの発生も抑えてくれます。
防カビ剤として一般的なのが防カビスプレーです。(先ほども言いましたが、カビキラーは使えません!)
手軽にカビ予防ができますし、乾きが早いのでスプレーした後すぐにエアコンを使うことができます。
スプレー以外にも、貼るタイプや塗るタイプなど、様々な種類のカビ防止グッズがありますよ!
まとめ
- エアコンフィルターのカビによって起こる影響は、健康被害、電気代増加、日常生活への支障
- エアコンフィルターにカビが生える原因は、温度、湿度、カビの栄養があること
- エアコンフィルターの掃除は4ステップでできる
- エアコンフィルターにカビキラーは使ってはいけない
エアコンフィルターの掃除やカビ予防の重要性、そしてその方法がお分かりいただけましたか?
この記事があなたにとって、快適な暮らしを送るための手助けとなれば幸いです。
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