学校が始まり、学級目標を決めなくちゃいけないって子どもも多いのではないでしょうか?
1年間、みんなでこうしようと気分を盛り上げる学級目標!
親としても、子どもが何か目標をもって、勉強、部活をがんばってくれるのはうれしい限りですよね。
でも、子どもに「学級目標を考えなきゃいけないんだ。どうしよう」と相談されても、なかなかいいものが思い浮かばないかもしれません。
忘れ物しない、努力するなど基本的な約束事は思いついても、みんなの心に響く言葉ってそう出てくるものではありません。
そんな中、学級目標に名言を使っている学級も多いと聞きます。たしかに名言って心に響くもので一度聞くと忘れられないですよね。
今回は、学級目標に使える名言について調べてみました。ぜび、参考にしてみてください!
学級目標に名言を!学級目標を決める意味とは
そもそも、なんで学級目標をクラスごとに掲げたりするのでしょう?ここでは、学級目標の意味をちょっと考えてみたいと思います。
学校は勉強・運動をし、そして集団生活や人との付き合い方を学ぶ場です。
でも、新学期、特に小学校、中学校、高等学校に入学した直後は、知らない人も多いし、クラスの雰囲気もわからないし、なかなかうまくなじめないものですよね…。
そんなとき、何か一つの目標があれば、そこに向かってがんばれるものです。
しかも、それがみんなで話し合って決めたものだったら、なおさらみんなでがんばろうという気になると思います。
だから、学級目標を決めることが大事なんですね。みんなでがんばる目標を決めて、クラスの団結を図る、そこに学級目標の意味があると思います。
小さい時は何気なく、教室に掲げられた学級目標を見ていましたが、確かに、学級目標があった方が、がんばろうってなっていた気がします。
では、どんな言葉を使えば、クラスのみんな、先生に目標が伝わるのでしょう?
「何事にも挑戦」「力を合わせて」などおおまかな方針が決まったとしても、みんなにわかりやすく、そして人のやる気を引き出す言葉を考えるのは難しいことです。
もちろん、そのまま学級目標にしてもいいです。
でも、できたら他のクラスと違う、オリジリティあふれる学級目標にしたいですよね♪
ここで役立つのが名言です!名言はそもそも、みんなの心に響いたから残った言葉であり、名言を使えば多くの人に伝わりやすくなるでしょう。
それにかっこいいですし、みんなも守ろうという気になるはず…。
私自身、偉人の名言とか結構好きで、暇なとき、ついついネットにあふれる名言の記事とか検索しちゃったりしてます♪
名言を使って、みんなの心に響く学級目標を考えてみましょう。
学級目標の名言にアニメや偉人などの名言を抜粋
名言といっても、いろんなものがあります。偉人の名言から、小説、そして、アニメキャラの名言まで…。
学級目標って、やっぱ真面目なものだから偉人の名言とかしか使えないんじゃ・・・って思っている人もいるのではありませんか?
いえいえ、そんなことありません!小説やアニメにだって、いい言葉はいっぱい。学級目標に使用しても、全く違和感ありません。
それに人気のコンテンツからとった方が子どもたちにわかりやすいかもしれません。好きなアニメの言葉が学級目標になったら、やる気も急上昇しそうです♪
では、学級目標に使える名言をご紹介します。
有名画家パブロ・ピカソの言葉です。彼は長い画家人生の中で、作品をたくさん残しています。
特に有名なのが、戦争の悲惨さを表した絵画、ゲロニカです。なんとも不気味で、それでいて物悲しいその絵には目を奪われます。
自分に何ができるのか、それは簡単にわかることではない、だからこそ何事にも挑戦しようという熱い思いが感じられる言葉です。
学生時代、いろんなことに挑戦して、自分の道を考えるのはとても有意義なこと!学級目標にふさわしい名言といえます。
ウォルト・ディズニーの言葉です。彼もピカソと同じで行動することに重きを置いていたんですね。
ディズニーは、映画もテーマパークも好きな子が多いはずです。
子どもたちにとってなじみの深い偉人と言えるでしょう。そんな彼の言葉なら、子どもたちの心に染み入ると思います。
彼は他にも「勝者と敗者の違いはたいていの場合、やめないことである。」という名言も残しています。この名言も学級目標に使えそうですよね。
ちなみに、ウォルト・ディズニーといえば、「ウォルト・ディズニーの約束」という、ウォルト・ディズニーの半生を描いた映画があります。
とてもおもしろいし、彼の不屈の精神がみてとれるので、おすすめです♪
日本の実業家、発明家、パナソニック創業者である松下幸之助さんの言葉です。
3年間、頑張ろう、でも3年あるからと言って、1年をのんびり過ごしていいわけではないという意味に使えますね。
3年制の中学校、高校の、特に1年生の学級目標にぴったりの言葉です!
まず、この1年を一生懸命生きようという強い決意表明になる言葉です。
ぜひ、学級目標に使ってみてはいかがでしょうか。
かの大女優オードリー・ヘップバーンの言葉です。オードリー・ヘップバーンといえば、「ローマの休日」が有名ですね。
「ローマの休日」を見てローマに憧れた人も多いかと思います。私も「ローマの休日」を見て、ローマに行きたくなりました。
話はそれましたが、ヘップバーンのこの言葉、すごくいいですよね。私は、この言葉を聞いた時、ハッとしました。ほんと、その通りだと思います。
子どもたちには、まずは学校、そして人生を楽しんでほしいです。
毎日、楽しく過ごそうっていうのは、簡単なようで難しい、すごくいい目標です。
くまのプーさんの名言です。A・A・ミルンの大人気児童小説に出てくるセリフ。
くまのプーさんといえば、児童小説も有名ですが、ディズニーのアニメも有名ですよね。
私は最初、ディズニーのアニメでくまのプーさんを知り、その後、だいぶ大きくなるまで児童小説を愛読していました。
くまのプーさんはハチミツが大好き。ハチミツをとろうとして空を飛んだり、食べ過ぎて穴にハマったり、ハチミツ関連のお話がよく出てきます。
そんなプーさんだからこそ、友達のいない状態をハチミツがないと例えたのでしょう。友達の大切さが伝わる、いい言葉です。
友達を大切に、友達と仲良くしようという学級目標として使える名言です。
ハリー・ポッターシリーズ第2弾、ハリー・秘密の部屋に出てくる名言です。
ハリーが名前を呼んではいけないあの人と自分との共通点に悩んでいるときに、校長ダンブルドアがかけた言葉ですね。
人を決めるのはその人がしたこと、選択したことであり、持っているものではない、とてもいい言葉ですね。
いい選択をしよう!行動しよう!という意味で使える名言です。
人気漫画鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎の言葉です。
情けは人の為ならずを言い換えた言葉ですが、人気キャラのセリフなので、より子どもたちの心に届くでしょう。
炭治郎がなんで人に構うの?と聞かれた時の答えですね。炭治郎は本当に人に優しくて、しかもそれを自然にやっているという感じの子です。
超いい子!母親として、自分の息子にこうなってほしい見本みたいな人物だなと思います。
バスケ漫画の金字塔「スラムダンク」に出てくるセリフです。30代の方にはドストライクな名言でしょう。
この言葉を発したのは、安西先生。彼がこのセリフを言ったのは2回。1回目は、三井君の回想シーン(中学時代)で、県大会であきらめ気味の彼に安西先生がかけた言葉でした。
2回目は、インターハイ2回戦、湘北と山王の試合の時でした。
諦めないことの大切さがすごく伝わる名言です。
1回目のエピソードが有名ですね。余談ですが、この三井君も名言を残してくれています。
「バスケがしたいです。」と、バスケへの思いをまっすぐに表明したそのセリフは、バスケ部の勧誘ポスターに使えそうですね(もうすでに定番かも…)。
ドラえもんの中に出てくる名言です。実はドラえもんには隠れた名言が多いんです。
このセリフは、ウマタケというひみつ道具の回で出てきました。のび太が竹馬に乗れなくて、諦めようとしているとき、ドラえもんがのび太に対していうセリフです。
確かに、人によって得意不得意は違います。だから、できないこともあるでしょう。でも、簡単にできないとあきらめてしまっていることもあるのではないでしょうか。
何事にも挑戦しよう。きっとできると勇気づけてくれる、いい名言です。
いかかですか。こうしてみると、学級目標に使える名言って結構たくさんありますよね。
親子でいろんな名言を調べてみて、その名言が生まれた背景なんかについて語り合うのも楽しいと思います。
うちの子はまだ小さいですが、もう少し大きくなったら、いろんな名言に触れさせて、彼のやる気を引き出したいな、なんて思ったりしてます♪
学級目標に名言だけじゃなく英語なども使ってみよう!
学級目標に名言を取り入れてみるのもいいということでしたが、ほかにどのような決め方があるのでしょうか。
心に残る学級目標を作るためには名言以外にも方法があります。ここでご紹介!
あいうえお作文とは、一つの言葉を頭文字にして作文をつくるというものです。
い いつも楽しく
ち 力を合わせて
く 苦しい時には助け合う
み みんなが笑顔になれる組
という風に、クラス番号を使ってもいいですし、担任の先生名で作ってもおもしろいです。
あいうえお作文は、芸人さんとかも大喜利でやっているし、言葉遊びになっていて、心に残りやすいですね。
最初は難しそうと思われがちですが、やってみると意外とできちゃうものですよ♪
四文字熟語やことわざも短い言葉で、人が守るべき事柄を表しているものが多く、学級目標に使いやすいですよね。
学級目標向けの四文字熟語・ことわざは以下の通り。
- 初志貫徹(最初に思い立った志を最後まで貫き通すこと)
- 切磋琢磨(努力に努力を重ねること、友人同士で励まし合い競い合い向上すること)
- 一日一善(一日に一度は善い行いをすること)
- 一致団結(特定の目的のために、皆が協力し合うこと)
- 日進月歩(毎日少しでも進歩するように努力すること)
- 失敗は成功のもと(失敗すれば、その原因を反省し、方法や欠点を改めることができ成功できる)
- 千里の道も一歩から(どんな大きなことも手近なことから着実に努力を重ねていけば成功できる)
いろいろありますね。私は日進月歩とか好きですね。
月と日(太陽)の漢字が使われていて、ちょっとロマンティックな感じがする四文字熟語じゃないですか?
月の絵を添えて、学級目標に掲げたらとても映える気がします。
そのほかにも、猪突猛進(ひとつのことに猛烈な勢いで突き進むこと)、七転び八起き(何回失敗しても、それに負けず、また勇気を奮い起こすこと)なんかもいいですね。
猪突猛進は鬼滅の刃に出てくるキャラの口癖でもあるし、子どもたちにもなじみが深いのではないでしょうか?
ちなみに猪突猛進は本来は、向こう見ずに突き進むという意味合いを含んでるのでそんなにいい意味の四字熟語ではないんです。
でも、何が何でもやってやるといういい意味で使うのも全然ありだと思います。
また英語を使ってみてもおもしろいです。最近は小学校から英語の授業が始まったり、子どもたちにとっても英語が身近な存在となりました。
英語の言い回しや、英語のことわざを使ってみても、心に残るおもしろい学級目標が生まれるでしょう。例えば、
- never give up:絶対にあきらめない
- nothing is impossible:不可能はない
- don’t stop:立ち止まるな
- go ahead:先へ進む
- next stage:次のステージ
- Failure teaches successes:失敗は成功のもと。
- So many men, so many minds:十人十色
などがあります。英語にすると、よく知っていることわざもまた違う趣きが出てきますよね。
「Failure teaches successes(失敗は、成功を教えてくれる=失敗は成功のもと)」とか、直訳と意訳を比べてみても楽しいです。
それに英語は短く、スパッと言い切る表現が多いのでスローガンにはぴったりかもしれません。
また四字熟語やことわざをもじって、オリジナルの四字熟語、ことわざを作ったり、英語と日本語を組み合わせた学級目標にするのもおもしろいです。
それぞれのクラスのカラーが出る学級目標。心に残るものをぜび作ってください!
まとめ
- みんなが力を団結してがんばるため、学級目標を決めることが好ましい
- 学級目標には名言が使える
- 名言には偉人のもの、漫画、小説の登場人物のものなどがある
- 名言はわかりやすく、人の心に響きやすい
- 名言以外に、あいうえお作文、四字熟語、ことわざ、英語なんかを学級目標で使ってもいい
心に残る学級目標を作ろうと思うと、すごく難しく感じるかもしれません。
でも、子どもたちがなじみ深い漫画の名言、子どもたちがあこがれを抱く偉人の名言を使用してみたり、意外に心に残る言葉のヒントはいろんなところに隠れています。
お母さん、お父さんも、子どもから学級目標を一緒に考えてなんて言われると、ちょっと憂鬱ですが、子どもたちと名言について調べてみると楽しいと思います。
そして、親子で考えた学級目標がもし、クラスの目標に選ばれたら…すごくうれしいですよね。
またいろんなクラスの学級目標を聞いてみると、それぞれの個性が出ていて面白いと思います。
ぜひ、親子で兄弟で友達同士で、学級目標について話し合ってみましょう!
コメント