胃が動くとき、胎動みたいに「ぐにゅっ!ポコン」と、動くこともあります。
「病気じゃないかな?」と不安になりますよね!痛みや熱など体の不調があれば、すぐにでも病院へ行くのに…。
しかし、胃が動くとき胎動みたいに感じるのは、病気なのか分からない。病院へ行った方がいいのか、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
初めてなったときは、驚きますよね?しかし、胎動みたいに胃が動くこともあります。
残念ながらはっきりした原因は分かりません。少しでも不安が解消されるよう、参考に読んでいただきたいです。
胃が動くとき胎動みたいに感じるのは、これが原因じゃないかな?を、ご紹介します!!
しかし、体の中は見えないし、一人一人違います。一番良いのは、病院へ行ってお医者さんに相談してみて下さいね。
胃が動くのが胎動みたいなのは筋肉が原因⁉
「胃が動くときに、胎動みたいに動くことってあるの?」と、驚きますよね。
そもそも、男性や妊娠経験のない方は「胎動ってどんな感じなの?」と疑問に思うはず。まずは、胎動について説明します。
胎動とは妊娠5~6ヵ月ごろ、赤ちゃんがある程度大きくなったときに感じるようになります。
感覚としては、「ポコン」とお腹を蹴(け)られる感じや「ぐにゅっ」と手足を動かしている感覚です。
妊娠していれば、赤ちゃんが元気なのが分かり、胎動は幸せなことですよね。
しかし、妊娠している可能性がない!ましてや胃のあたりから、胎動みたいに感じると不安になりますよね。
そんな、胎動みたいに感じるのは、筋肉が原因の場合があります。
筋肉が原因ってどういうこと?と、思いますよね。お腹の筋肉が弱っていたり、運動不足だったりすると胃が動くときに胎動のように、感じる場合があります。
オフィスワークが中心、休みの日はゴロゴロして過ごす!という方、多いのではないですか?どうしても筋肉量が減ってしまいます。肥満が原因の可能性もあります。
また、激しいダイエットも筋肉量を減らしてしまいます。足りない糖分を増やそうとして、体は筋肉を分解して糖分を作り出してしまうのです。
筋肉を分解して、糖分を作るなんてこわいですよね。
ダイエットは食事制限するより、3食しっかり食べて適度に運動することが、体によくダイエットできるということです。
減ってしまった筋肉は自然に増えることはないので、増やすことも大切ですが、減らさない生活を意識することも大切なのです。
胃が胎動みたいに動く人は、大腰筋(だいようきん)を鍛えることを、おすすめします!大腰筋とは、みぞおちと太ももの付け根をつなぐ筋肉です。
体の奥深くにあるため、実際に触れることができません。
筋肉を付けようと、突然激しい筋トレをすることは、腰を痛めたりするのでおすすめできません。
筋トレを始める方は、プロのインストラクターから教えてもらうことをおすすめします。
簡単に大腰筋を鍛えようと思っている方は、普段の立ち方を意識するだけで、鍛えられますよ!
立っているときに、へそ下8~9㎝のあたりに力を入れるだけです。簡単ですよね!!ぜひ、試してみて下さいね!!
大腰筋を鍛えて、胃が動くとき胎動みたいに感じることは、改善されるかもしれません。
胃が動くのが胎動みたいなのは猫背が原因⁉
猫背は、さまざまな体の不調を引き起こすことを知っていますか?
猫背は、筋肉の柔軟性がなくなり、筋力低下や骨盤を中心とする関節変形につながります。
そうした状態が、肩こりや腰痛、頭痛まで引き起こすのです。
その中に猫背と内臓の不調は大きく関りがあります。
そのため、胃が動くとき胎動みたいに感じる場合もあります。
背中が丸まっていると、内臓や血管の一部は強く圧迫されて、そこに負担がかかってしまうのです。
そもそも、猫背とはどのような状態か分かりますか?猫のような丸まった背中だろうな!ということは、なんとなく分かりますよね。
猫背とは、簡単に言うと「背中が丸くなり、顔が肩よりも前に突き出している状態」です。
デスクワークや車の運転などは、背中や肩が丸まった状態で頭が前に突き出しやすくなります。
日ごろから意識して、背中を伸ばす姿勢をしないと、体が猫背の姿勢で固まってしまいます。
そのため、猫背の方が正しい姿勢よりもラクだと感じてしまうのです。それが原因で体の不調に繋がっていたなんて知らなかった…。
胃腸が悪いと思っていたのに、その原因は猫背にある!!なんて、誰も思いもしませんよね。
では、正しい姿勢とは、どのような状態なのでしょうか。
背中が自然なS字カーブを描いていながらも、横から見ると、「耳・肩・股関節・ひざ・くるぶしの前方」一直線に並んでいて、肩の上に頭がある状態です!!
私は、猫背なので、背中をまっすぐに伸ばそうと意識していたけれど、背中を伸ばすだけでは、正しい姿勢ではなかったのですね!
正しい姿勢の人って、なかなかいないですよね??何かしら一人一人不調があらわれていても、おかしくないはずですよね。
その不調で、胃が動くとき胎動みたいになってしまった!という訳かもしれません。猫背が原因で体の不調は、他にもあります。
- 便秘
- 血管系疾患
- 逆流性食道炎
猫背が内蔵の不調と関係あるのか、不思議に思いました。
けれど、内臓は圧迫されるので負担がかかってしまうのは、分かりますね!!
でも、どうして猫背になるのでしょうか?猫背になる原因が分かれば、治すことにもつながりますよね。
- 日常生活で無意識に背中が丸くなる
- 背中を反(そ)らす関節の動く範囲がせまくなる
- 関節まわりの筋力が低下する
- 首から肩、背中、胸の筋肉がかたくなる
- 骨盤の柔軟性がなくなる
猫背になる原因を、詳しく説明していきます。スマートフォンやパソコンを使う時の姿勢は、前かがみになりますよね。意識しないと背中が丸くなってしまいます。
日常生活で、無意識に背中を丸めているときが多いのです。
ゆがんだ姿勢がラクに感じるようになるのは、猫背のはじまりです。
普段から意識して背中を伸ばすようにしましょう。
背中はゆるやかに曲がっています。背中を丸めた状態が続くと、おじぎ方向へ背中の曲がりが強くなります。
そして、逆に背中を反らす方向に動く関節の範囲が狭くなってしまいます。
この状態がひどくなると、正常な姿勢になるよう背中を伸ばすことが、出来なくなる場合もあります。こわいですね。
背中を伸ばす筋肉を使わなくなってしまうと、その部分の筋肉が弱くなり、筋肉自体もこり固まってしまうのです。
この悪循環になると、猫背はどんどんひどくなります。
それが、腹筋の低下や下腹がボヨンと出るお腹の原因にもなります。正しい姿勢をするには、腹筋などある程度必要になります。
猫背は、首から肩・背中・胸の筋肉は柔軟性がなくなり、カチカチに固くなります。
このままにしていると、猫背はすすんでしまいます。背中を伸ばそうとしても固くなった筋肉が、猫背の姿勢に戻されるということです。
背中と骨盤はつながっているので背中が丸まると、骨盤が前や後ろに倒れやすくなってしまいます。
倒れた状態でこり固まり、骨盤の柔軟性が下がると、腰まわりの姿勢もゆがんでしまい、まっすぐになりません。
猫背を治すストレッチがあるので、1つご紹介します。肩甲骨まわりの筋肉をほぐしてやわらかくしますよ。
立って手を後ろで組みます。組んだ手をまっすぐ下げながら、顔は上に向け、肩甲骨を寄せるようにして、そのまま5秒キープします。
開いた肩甲骨を引き寄せ、首から胸にかけてストレッチします。
私はやってみると、背中がゴリゴリいうのが分かりました!こり固まっているようです。
これだけでも、すうーっとラクになる気がします。
猫背を治して、胃が動くとき胎動みたいに感じるのは、改善されるかもしれません。
猫背の治し方体操は、他にもあるのでネットなどで調べて、ぜひやってみて下さい!
胃が動くのが胎動みたいなのは逆流性食道炎が原因⁉
「逆流性食道炎」という病気を聞いたことはありますか?
日本人の5~10人に1人が、かかっていると言われていて「新国民病」とまで呼ばれています。
逆流性食道炎とは、どんな病気かというと、胃酸が食道に逆流することで引き起こされます。
胸やけ・酸っぱいものがこみ上げてくる不快は、代表的な症状です。
しかし、自覚症状は様々です。そのため、胃が動くとき胎動みたいに感じる方は、もしかして逆流性食道炎が原因かもしれません。
逆流性食道炎といっても、症状は色々あります。
- 耳の痛み
- 胸の痛み
- 背中の痛み
- のどの違和感
- しつこい咳・ぜんそく症状
- 肩こり
- 不眠
- 口の中が苦い
- しゃっくり
- 声がれ
これらの症状は、逆流性食道炎が原因だなんて思いもしませんよね。
胃が動くとき胎動みたいに感じるのも当てはまってもおかしくないと、思いませんか?
胃酸の逆流が起こりやすくなるのは、食事・肥満・姿勢・加齢・薬など原因です。
あなたのBMIを計算して、肥満かどうかチェックしましょう。
BMI=体重□㎏÷身長□m÷身長□m
18.5未満→低体重
18.5以上25未満→普通体重
25以上→肥満
あなたが肥満かどうかまずは、知ることからはじめましょう。
食べ過ぎたり、脂っこいものを多く食べたりすると、食道と胃の境目を締める下部食道括約筋(かつやくきん)が、ゆるみやすくなります。
また、刺激物は胃酸の分泌を増やして、逆流が起こりやすくなるのです。
お腹にたくさん脂肪ついていたり、背中を丸くしたり、胃に負担がかかると胃酸の逆流しやすくなります。
逆流性食道炎は上記で説明した、筋肉と猫背と関係がありますね。
逆流性食道炎そのものは、命に関わる病気ではないので、心配の必要はありません。軽症なら自然に治る場合もあります。
しかし、重症化すると潰瘍や狭窄(きょうさく)が起こったり、食道がんにつながったりするおそれもあるのです。
なので、逆流性食道炎が見つかったら、そのままほっとかないことが大切です。
逆流性食道炎は胃酸の分泌を抑える薬と生活習慣の改善で治療します。
- よく噛んでゆっくり食べる
- 食事内容の偏り
- 食事はきちんと3食たべる
- 腹八分目を心がけ、食べ過ぎを防ぐ
- 食べてすぐに横にならない
- ウォーキングなど適度な運動を心掛ける
- 脂肪分の多いもの
- 香辛料の多いもの
- 酸味の多いもの・かんきつ類
- チョコレート・甘いもの
- カフェイン
- 熱すぎるもの
- アルコール・炭酸飲料
何を食べると症状が出るかは、人それぞれ違います。「これを食べると胸やけが起こる」と思い当たる食品がある方は、それを避けるようにしましょう。
少しでも食道や胃に負担をかけないように、消化のよい食べ物や胃酸の分泌を抑える食べ物をご紹介します。
食材 | おすすめ調理法など | |
穀物 | うどん・そうめん・おかゆ | 煮込みうどんがおすすめ |
肉類 | 鶏ささみ・鶏胸肉・豚ヒレ肉 | 脂肪分の少ない部位選び 蒸す・煮るがおすすめ |
魚介類 | 白身魚・かき | 魚の油は、胃酸の分泌量を減らす |
大豆製品 | 豆腐・納豆・厚揚げ | 低脂肪で良質な植物性たんぱく質がとれる |
卵・乳製品 | 半熟卵・牛乳・ヨーグルト・チーズ | 卵は固ゆでより半熟が消化に良い |
野菜・いも類 | 大根・にんじん・かぶ・白菜 じゃがいも・山芋 |
生より柔らかく煮たほうが消化に良い |
果物 | バナナ・りんご・桃 | 糖分も多いので食べ過ぎに注意 |
消化の良い食べ物を意識するだけで、胃が動くとき胎動みたいに感じることも抑えられそうですね。
大切なのは毎日の食習慣なのです。白ご飯にすりおろした山芋をのせて、とろろご飯にすれば、胃の負担がグンと減ります。
とはいえ、毎食とろろご飯もあきるし、たまには焼き肉やからあげなどの揚げ物も食べたいですよね。
そういう場合は、大根おろしをプラスで食べれば大丈夫!消化を助けてくれます。
まとめ
- 胃が動くとき胎動みたいに感じる方は、お腹の筋肉量が減っている
- おすすめは大腰筋を鍛えること
- 胃が動くとき胎動みたいに感じる方は、猫背に原因あり
- 猫背は内臓の不調と関係がある
- 胃が動くとき胎動みたいに感じるのは、逆流性食道炎に原因あり
- とろろご飯や普段の食事に大根おろしをプラスすれば、消化を助けてくれる
- 食生活を改善すれば、胃の負担を減らせる
胃が動くとき胎動みたいに感じるのは、「原因はこれだ!!」とは言えません。
色々なことで、胃に負担をかけてしまっているために起こる症状かもしれません。
痛みや熱など体の不調があれば、すぐにでも病院へ行くことをおすすめします。
しかし、そういうことがなければ、ご紹介したことを試してみて下さい。
運動不足を解消したり、猫背を意識して生活してみたり、食生活を改善すると胃の不調が良くなる場合もあります。
健康に長生きするためには、必要なことかもしれませんね。体が不調だと気分も下がってしまいます。
あなたも、健康で楽しい毎日を過ごしましょう!
コメント