子育てママ世代にぜひとも知っていただきたいことがあります!それは、イオン飲料を飲み過ぎてはいけない!ということ。
子供向けイオン飲料のアクアライトをご存知ですか?乳幼児向けに0才からも飲める商品があるアクアライト。でも本当に0才から飲ませていいのでしょうか?
イオン飲料は体にいいとよく聞きますよね。飲みやすく、ついつい飲み過ぎてしまうイオン飲料のメリット、デメリットを一緒に学んでいきたいと思います!
デリケートな赤ちゃんの食べ物は、親御さんから管理してあげる必要がありますよね。
アクアライトを飲み過ぎるとどうなるのか、子育て世代には知っておいて欲しいのです!栄養管理に役立つ知識も伝授します!
アクアライトの飲み過ぎはイオン飲料だから大丈夫?
スポーツドリンクなどのイオン飲料は飲みやすくて、ついつい飲み過ぎてしまいます。
イオン飲料とは砂糖、カリウムやナトリウムなどの電解質が入った飲み物です。この電解質は、体に水分を早く吸収させてくれる性質があるのです。
スポーツしている方は分かると思いますが、カラカラになった時水だけでは喉の渇きを満たせません。スポーツ飲料は水よりも満足感がありますよね。
スポーツ飲料などのイオン飲料を飲み過ぎると、逆に喉が渇いてしまう事はありませんか?
スポーツドリンクには糖分が結構な量入っています。飲むと血糖値が上がり、喉の渇きを感じます。そしてまた水分が取りたくなり、飲み過ぎてしまうのです。
ちなみに、イオン飲料で含まれる砂糖は精製されたもの。よく見る白い砂糖は、白く漂白された状態で添加物と同じだと思ってください!
アクアライトはスポーツドリンクと同じくイオン飲料です。成分表からスポーツドリンクと比べてみましょう。
アクアライトりんご味の成分
糖類(砂糖、ブドウ糖)、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、塩化カリウム、香料
ポカリスエットの成分
砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化カリウム、乳酸カルシウム、調味料(アミノ酸)、塩化マグネシウム、酸化防止剤(ビタミンC)
アクエリアスの成分
果糖ぶどう糖液糖、塩化ナトリウム、クエン酸、香料、クエン酸ナトリウム、アルギニン、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、乳酸カルシウム、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
乳幼児向けに作られたアクアライトには、甘味料や酸化防止剤などの添加物がほとんど入っていません。成分表はスポーツドリンクより少ないのが特徴です。
アクアライトもスポーツドリンクより塩分、糖分の量は少ないですが、ほぼ同じ物と考えていいでしょう。
イオン飲料はスポーツ時にいいと聞いたことがありますよね?それは、汗をかくと体の塩分も減ってしまうからなのです。
塩分は糖分と一緒に取ると吸収が良くなります。糖分がエネルギー補給にもなり、疲労回復効果もあるのです。
では、イオン飲料に含まれる糖分は、どれくらい入っているのでしょうか?主なイオン飲料の成分表から計算してみましょう。
100mlあたりの炭水化物はアクエリアスが4.7g、ポカリスエットには6.2g、アクアライトでは5.5gとなっています。この炭水化物が糖分にあたります。
内容量÷単位量×単位当たりの炭水化物量=糖分を式に当てはめてみましょう。
500mlペットボトルで計算すると、アクエリアスなら23.5g、ポカリスエットが31g、アクアライトは27.5gになります。
赤ちゃんが飲むアクアライトでも、糖分はアクエリアスより多いのです。驚きましたよね?
塩分もイオン飲料を飲み過ぎると、1日の塩分摂取量はかんたんに超えてしまいます。
特に日本人は塩分の取り過ぎだと言われています。しょう油やみそ汁、食の欧米化で濃い味に慣れてしまっているからなのです。
成人男性1日分の目安は7.5g未満、女性が6.5g未満です。500mlペットボトルでは1gもありませんが、普段の食事から塩分を取れるので飲み過ぎは良くありませんよ!
イオン飲料を飲むのは、汗をかくときだけ!それも薄めて飲むのがよさそうです。
アクアライトを飲み過ぎた赤ちゃんはどうなる?
子供の水分補給は大変じゃないですか?猛暑になりやすい最近では、学校や保育園へも水筒を持って行かないといけません。
遊びに夢中で水分補給を忘れてしまい、促しても水では飲んでくれないこともあり心配ですよね。
そんな時みなさんイオン飲料やジュースを飲ませていると思います。
アクアライトを赤ちゃんへ飲ませることについてはどうでしょうか?基本的に乳幼児へは飲ませる必要がないとされています。
アクアライトは3ヶ月から飲める商品もあるので、赤ちゃんにも水分補給のため飲ませなくては!と思ってしまいそうですよね。
ですが、離乳前は母乳とミルクだけで、水分補給や栄養もほぼ足ります。
この時期アクアライトを飲み過ぎてしまうと、甘い味に慣れてお茶や水では水分を取らなくなってしまいます。
ごはんを満足に食べられない体調不良時、少量飲ませることはいいかもしれませんが、赤ちゃんの場合すぐ病院へ行きますよね?
アクアライトを飲み過ぎてしまうより、点滴してもらった方が安心ですよね。
お湯で薄めて飲ませる方もいるようですが、日常的に飲ませるのはおすすめしません。
先ほどお話しした、糖分や塩分の取り過ぎになる可能性があります。子供の塩分と糖分摂取量は以下の通りです。
年齢 | 男性 | 女性 |
1〜2歳 | 3g | 3.5g |
3〜5歳 | 4g | 4.5g |
6〜7歳 | 5g | 5.5g |
年齢 | 男性 | 女性 |
1〜2歳 | 12.5g | 11.3g |
3〜5歳 | 16.3g | 15.6g |
6〜7歳 | 19.4g | 18.1g |
アクアライト500ml一本で、糖分は27.5g相当です。1日一本で軽く超えてしまいました。
糖分は、摂取カロリーの目安量から5%未満が望ましいとされています。1kcalは糖分約4gとして、平均的な摂取カロリーから計算しています。
子供の摂取目安はとても低いですよね。糖分が多く入った飲み物を飲み過ぎると、虫歯や生活習慣病のリスクも高くなります。
日頃からアクアライトを飲んでいると、肥満にもなりやすいそうです。赤ちゃんは大人よりもたくさん汗をかくため、ついつい飲ませ過ぎてしまいそうですよね。
さらに恐ろしいことが!アクアライトなどイオン飲料の飲み過ぎで生活習慣病に。ビタミンB1欠乏症から脚気(かっけ)や脳症になる危険もあるのだとか!
糖分が多いアクアライトは油断できません。やはり親が食事管理しなければいけない赤ちゃんは、飲み物にも気をつけなければいけませんね。
アクアライトの飲み過ぎは医師からも反対の声が!
アクアライトの飲み過ぎで、糖尿病や脳症なんて言い過ぎじゃないの?と思いますよね。
アクアライトの飲み過ぎは、医師からも注意する声が上がっているのです。日常的にアクアライトを飲むことが、どうしていけないのでしょうか?
アクアライトは赤ちゃん向けでも、アクエリアスより糖分が多かったですよね?飲み過ぎると1日の摂取量をかんたんに超えてしまいます。
虫歯のリスクもお伝えしましたよね。糖分が歯のエナメル質を溶かしてしまうそうです。炭酸飲料でよく言われますが、糖分のせいだったのですね。
歯が溶けたり、抜けたりしてしまうと再生することはありません。長い人生、歯の健康と体は深い関わりがあります。医師は長生きにも歯が重要としています。
歯だけではありません。アクアライトの飲み過ぎによる生活習慣病も、医師は警戒しています。
大人でも塩分摂取量は男性で7.5g未満が望ましいとされています。子供の頃からアクアライトやジュースなどを飲み過ぎると、舌が濃い味に慣れてしまいます。
そうすると、普段の食事も濃い味を好むようになってしまいます。飲み過ぎると、余計な塩分や糖分を体内から出そうとして喉が渇きます。
こうした塩分や糖分の血中濃度が、急激な変化から高血圧、糖尿病といった生活習慣病になるのです。
取り過ぎた糖分をエネルギーに変えるため、体内のビタミンB1が使われます。この量が多くなると、ビタミンB1不足になります。
ビタミンB1は食事から充分補えますが、水溶性ビタミンのため余分な量は排出されてしまいます。だから不足しやすい栄養でもあるのです!
イオン飲料の飲み過ぎから、ビタミンB1欠乏症になる子供が増えているという報告もあるほどです。
糖分をエネルギーへ変えるビタミンB1、塩分の排出も助けるカリウムなど、食事から取るよう意識したいですね!
子供は特に親の管理する食生活で育ちます。アクアライトなどイオン飲料を飲み過ぎないよう、医師の指導も場合によって必要かもしれませんね。
まとめ
- アクアライトは子供向けイオン飲料でも糖分が多すぎる
- アクアライトを赤ちゃんが飲み過ぎるとビタミンB1欠乏症の危険もある
- アクアライトの飲み過ぎが心配なら医師の指導を仰ごう
子供がいるご家庭には、怖いことばかり言ってしまいましたね。ですが、小さい頃からの味覚は成長する上でとても大事なことです!
薄味や減塩とはよく言われていますが、飲み物の飲み過ぎによる生活習慣病は見落としがちでしたよね。
小さい頃ジュースをあまり飲ませてもらえなかった私は、こういった事も考えられていたのだなと実感しました。
アクアライトを飲むこと自体は、悪いことではありません。飲み過ぎることがいけないのです!脱水の場合は有効に水分補給ができます。
なんでもそうですよね。食べ過ぎ、飲み過ぎ、やり過ぎは体に負担が大きいので、何事も適量を心がけたいですね。
今回アクアライトについて知ることができたあなたは、とてもラッキーです!知識があれば飲み過ぎることもありませんよね。
赤ちゃん向けアクアライト以外に、経口補水液であるアクアライトORSもあります。上手に使い分けて、安心して水分補給をしたいですね♪
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