地震大国と言われている日本。昔から、防災についてはメディアでも扱われていました。
そして、豪雨、土砂災害などいろんな自然災害が取り上げられる中、防災に対する意識も高くなってきているのではないでしょうか。
私も、自然災害の脅威を目にするたびに、怖いなと思い、Amazonで防災グッズを調べたりします。
でも、水、食料は絶対として、他に何がいるんだろうってわからないことがいっぱいで、結局、防災グッズを用意せずに過ごしてきました。
災害というのはいつ起こるのはわからないものです。ぐずぐずしているうちに、大災害が起きて大後悔なんてこともあるかもしれません。
ということで、防災のために、最低限何を用意したらいいのか防災グッズリストを作成してみました。
防災グッズリストの最低限のものだけをリストアップ!
防災グッズについて調べると、いろいろなものが必要と書かれています。
今回はその中でも本当に最低限、これだけは必ずという12個をリストアップしてみました。
- リュックサック
- 水
- 非常食・保存食
- 手回し充電ラジオライト(懐中電灯、ラジオ、スマホ・携帯電話充電器)
- ホイッスル
- アルミブランケット
- マスク
- からだ拭きシート・ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- レインコート・タオル
- 財布(現金)
- 身分証明書
これ以外にもあったほうがいいものはたくさんありますが、本当に最低限なものをリストアップしました。
まず避難時、グッズを持ち出すためのリュックサックですね。これに関しては別項でえらぶポイントをお話したいと思います。
防災グッズリストの最低限のものの食関係について
次に、水と非常食・保存食です。
人が生きる上で一番大切な食に関するもので、これは絶対必要です。
ではどのくらいの量を備蓄すればいいのか、何か目安があるとうれしいですよね。そこで参考になるのが、首相官邸「防災の手引き」です。
これによると、災害が起こって最初の3日間は人名救助が優先されるので、救援物資などが十分に届かない可能性があります。
なので、3日分を目安に食料を備蓄するとよいでしょう。
非常持ち出し袋があまりに重くなっても大変ですから、軽くてかさばらないものを中心に用意してみましょう。
水についても3日分を目安にするとよいと思います。
食料はお湯をいれれば食べられるアルファ米などの主食、そしておかずとバランスよく揃えましょう。
缶詰など調理の必要がないものが最適です。
味については飽きがこないように、バラエティ豊かにしておくとよいでしょう。
また、なかなか医療体制が整わないかもしれない災害時だからこそ、安全なものを用意する必要があります。
消費期限についても気をつけなければなりません。
リュックに入れっぱなしにするのではなく、消費期限が近いものは普段の食事として食べて、非常食を新しくしていきましょう。
水についても同じで、一般的に売られている水を備蓄している場合は、結構消費期限が短いのでまめにチェックする必要があります。
また、長期保存が可能な長期保存水というものもありますので、そちらを備蓄するというのも手です。
防災グッズリストの最低限のものの食関係以外について
手回し充電ラジオライトとは、電池がなくても手回しで使えるという防災グッズの中ではおなじみのものです。
ライトにもなり、ラジオも聞け、スマホなどの充電ができるものもあります。
防災リュックの中身を減らすためにも、これ1つあれば大丈夫という多機能のものを選ぶのがポイントです。
そして、一番大事なのは本体に蓄電できるタイプを選ぶこと。
そうじゃないものは使っている間中、一定速度以上で回す必要があったりして、意外と使いこなせません。
それだとラジオがとぎれとぎれになってしまったり、疲れている時は使えなかったりします。
なので、蓄電できるタイプなのかどうか、購入の際は確認してくださいね。
ホイッスルは、防災グッズの中で一番大事だといわれることもあるくらい、重要なものです。
震災、土砂崩れなどで、家の中に閉じ込められたりした際、自分の居場所を知らせようと思っても、大きな声なんて、なかなか出るものではありません。
そんなとき、笛があれば、周りに自分がいるところを知らせることができます。
車の中において置いたり、バックにつけておく、毎日持ち歩くポーチにいれておくなど、身近なところに用意しておくといいでしょう。
災害がいつ起きるかはわかりません。災害が起きた時、夜、外で過ごさなければいけないときもあるかもしれないので、体を暖めるアイテムが必要です。
アルミブランケットは、アルミでできたブランケットで、それをかぶるだけでかなりの防寒作用があります。
私も、持ってますが、これが本当に暖かいです。避難場所でも使えるように、ガサガサ音が小さいという売り文句のものを買うのがおすすめです。
マスクや体拭きシート・ウェットティッシュは衛生面を考えると必需品ですね。
お風呂にはなかななか入れないでしょうし、体を拭けるものがあると安心です。
簡易トイレも、トイレが見つからない、使えないこともありそうですし、衛生的にもきちんと処理できてよいです。
レインコート・タオルも雨で体が濡れると体力を消耗するので必須アイテムです。
現金と身分証明書はあると役立つでしょう。
身分証明書はふだん、持ち歩いているでしょうから、防災リュックの中には、保険証や免許証のコピーをいれておくとよいでしょう。
家族構成から見る最低限の防災グッズリストとは
さて、一般的に最低限必要だと思われるものについて、リストを作りましたが、それ以外にも家族のメンバーによって必要なものも異なると思います。
ここでは、家族構成からみて、必要なものをリストアップしてみました。
家族構成から必要最低限のものを考える
女性がいる場合は、生理用品やカップ付きインナーなんかがいりますね。
赤ちゃんがいる場合には、哺乳瓶、粉ミルク、離乳食などの食事関係、紙オムツ、おしりふき、母子手帳のコピー、そして、おもちゃや絵本なんかが必要です。
避難所の生活は大人でもストレスですから、赤ちゃんをあやすことのできるおもちゃなどは必須だと思います。
高齢者がいる場合には、老眼鏡や入れ歯。また大人用おむつなどの介護用品もあるとよいですね。
あと、高齢者に限ったことではないですが、常備薬のある人は、薬がすぐに手に入らない場合がありますから薬を何日分か入れておきましょう。
防災グッズリストを見て私の家族に必要なものを考えた
いかかですか。
リストを参考に、それぞれの家庭で必要なものが何なのか、話し合ってみるといいかもしれません。
私も何が必要か考えてみました。
私の子どもはまだまだ年齢も低いですし、避難所で生活できるのかが不安です。何か大好きなキャラのおもちゃとかを用意したほうがいいかなと思いました。
また、これは家族構成とは関係ないことですが、目が悪い人は眼鏡を忘れないでください。これが結構重要だと思います。
かくいう私も目がとても悪く(0.03くらいしかない!)、裸眼だとほぼ見えません。
眼鏡は大体かけて生活していますが、避難時にメガネを壊してしまったり、失くすかもしれません。
なので、予備として、眼鏡を防災リュックにいれておこうと思いました。
最低限の防災グッズリストのリュックサックの選び方
防犯グッズを揃えたら、非常時に持ち出せるように、それらを入れるかばんが必要ですよね。鞄の種類でいうと両手のあくリュックサックを選ぶのが絶対です。
では、他にどのようなことに気をつければいいのでしょうか。まとめてみました。
防災グッズとしてのリュックサックを選ぶポイント
まず素材ですが、雨にぬれても大丈夫なように、撥水性のある生地のものを選ぶのがよいです。
そうしないと、せっかく用意したグッズがリュックサックの中で濡れてしまうという事態になりかねません。
また、災害が起きた際、停電することも多々あることなので反射材がついたものを選んでください。
停電すると信号も止まってしまいますし、徒歩で逃げる際、車から気づいてもらえるように反射材は必須です。
あとは、危険が迫っていたら、走って逃げることもあると思うので、疲れにくいものを選ぶのも鉄則です。
体に密着してずれにくいものを探しましょう。胸のところで止められるチェストベルトのあるものを選ぶようにしましょう。
容量については、最低限のものだけでも例えば家族3人の分だと結構な量になるので、せめて20Lは入るものが望ましいです。
容量については、家族の中に大人が3人いるので、各々が分けて持つとかもあるかもしれません。
その場合は、小さいリュックサックを家族分用意するという方法もあります。
実際に購入する際は実物を確かめてから!
私の家は、子どもがまだ小さいので、子どもに荷物を持たすことは考えず、私と夫の二人分のリュックサックを用意することにしました。
二人で分けるにしても、やはり小さすぎるのは心もとなかったので、20L容量のものを買いました。
買う際には、上で挙げたチェックポイントに当てはまるか確認し、背負ってみて、自分の体にフィットしているかどうか実際に確かめたりしました。
リュックサックもいいものは結構いい値段します。
ネットで買うのもいいですが、一度は商品に触れて、確かめてから買うほうがいいと思います。
また、ここではリュックサック必須と言いましたが、ご年齢や体力等を考えて、キャリー型を購入するのもありです。
ただ、キャリーだと使えないところもあるかもしれません。キャリーとして使わないときでも持ちやすい、高機能のものを選びましょう。
最低限の防災グッズリスト確認以外にするべきことは?
防災グッズの確認が済んだら、それ以外にはどのようなことをすればいいでしょうか。
自宅を安全な場所にするために家具などの確認
まず大事なのは、自宅を安全な場所にすることです。
自宅内の家具に地震対策を講じたり、物の置き場を確認してみましょう。
例えば、枕元に懐中電灯やスリッパを置いておきましょう。
そうすれば、寝ているとき災害が起きても、すぐに明かりを手にすることができ、足元を保護して避難することができます。
また、時計などが寝ている自分の真上にあったりしたら、落ちてきて危険なので、場所を移動させたほうが無難です。
家具の転倒防止対策もしましょう。
たくさん出ている転倒防止グッズを使うほか、タンス、本棚などは重いものを下に入れることで重心が下に下がって、倒れにくくなるそうですよ。
避難経路・自分の地域の避難場所の確認
避難経路の確認も大切です。
自分の寝室やリビングなど、よくいる場所から玄関、窓までの避難経路を確認しましょう。
そこに大きな家具がある場合、家具が転倒して、道が塞がれるかもしれません。
家具の配置を考えましょう。
また、地域のハザードマップを見て、自分たちの避難場所がどこになるのか、豪雨の際、危険な場所はどこなのか、家族で確認し合ってください。
私の町内でもハザードマップが配られました。
結構いろんなことが知れておもしろいし、子どもなんかはハザードマップの上でミニカーで遊んだりしています。
本来の使い方とは違いますが、そんなときはここぞとばかりに、何かあったら、ここに避難するからねと子どもに教えています。
防災マップやハザードマップは、自治体や国土交通省のホームページにあるので、一度確認してみましょう。
家族が離れてしまった時の安否確認の方法について
また、災害が起きた時、家族がみんな一緒にいるとは限りません。
どのように連絡を取り合うのか、災害伝言ダイヤルの使い方や、集合場所の確認など安否確認の方法についても話し合っておきましょう。
まとめ
まとめると
- 防災グッズ、本当に最低限の12個は以下の通り。
- リュックサック
- 水
- 非常食・保存食
- 手回し充電ラジオライト(懐中電灯、ラジオ、スマホ・携帯電話充電器)
- ホイッスル
- アルミブランケット
- マスク
- からだ拭きシート・ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- レインコート・タオル
- 財布(現金)
- 身分証明書
- 家族構成やそれぞれの事情によって、必要なものは異なるので、各家庭で最低限必要なものは何かを考える。
- グッズを入れるリュックサックについても撥水性のある生地、反射材付、疲れにくいもの、容量など選ぶポイントがある。
- リュックサックは実物を見てから買った方が無難。
- 家具や小物の置き場の確認や避難場所の確認、安否確認方法の話し合いなどもするべき。
という感じです。
備えるべき防災グッズについて、考えてみると、結構な量になりそうですね。
それを一度にそろえるのは大変です。
まずは最低限のもの、そして、それぞれの家庭によってプラスアルファして、最適な非常用持ち出しリュックを用意しておきたいものです。
私も、遅まきながら、防災グッズを用意し始めました。
手回しラジオといってもたくさん種類があるし、非常食なんてもう星の数ほどありました。しかも、大体おいしいからどれにするか迷う!
それらを取捨選択して準備するのは結構な大仕事でしたが、有事の時、あわてないように、準備できてよかったです。
災害はいつ起こるかわかりません。
みなさんも、自分に何が必要か、防災グッズリストを作成し防災グッズをそろえましょう。
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