ペットを飼う人が増えていますね。実際に私も、犬2匹とメダカ、亀を飼っています!ペットは心の癒やしです!鳥類の中では、値段も高くないので人気がある文鳥。
ペットを飼ってみたいけど、犬や猫は手がかかりそう。仕事をしているから、お留守番の時間が多くなりそう。そんな風に思っている方にも文鳥はおすすめです♪
私は、小学生の頃にくちばしだけがピンクの真っ白な文鳥を飼っていた事があります。飼い主にもなついて、名前を呼ぶと肩に飛んで来ていた記憶があります。
初めてのペットとしても受け入れやすい文鳥の値段や種類を調べてみました。文鳥にも色々な種類がいることにビックリです!
初めての方でも分かり易く値段や種類についてまとめました。文鳥をペットに迎え入れようか悩んでいる方は、是非参考にしてみて下さい♪
文鳥の値段は種類によって違うの?
文鳥は、全部で10種類程あると言われています。そして、文鳥の種類によって値段も変わります。
ただ、値段については共通して言える事もあります。それは、ヒナに近い方が値段は下がる傾向があるという事です。
文鳥は昼間の時間が短くなってくると繁殖時期になります。つまり、秋から春にかけて繁殖時期となりこの時期にヒナがたくさん産まれます。
ヒナがたくさん産まれると、ペットショップに多く入荷されるので値段が下がるというわけです。これが、文鳥を買う場合に共通して言える事です。
そして、文鳥は種類によって相場が変わります。そこで、今回は代表的な種類としてあげられる5種類の文鳥について調べてみました。
それぞれの文鳥が持つ特徴と値段の相場を紹介します。
ノーマル文鳥
野生の文鳥を並文鳥(なみぶんちょう)と言いますが、並文鳥と似た模様を持つ文鳥がノーマル文鳥と呼ばれています。
1番原種に近い種類で、キレイなコントラストを持つ模様が特徴です。真っ黒な頭に、真っ白いほっぺたと鮮やかなピンクのくちばしが目立っています。
体はグレーがメインの色でお腹の部分にベージュが混ざっています。ペットショップでもよく見かける模様です。並文鳥とノーマル文鳥の違いは、色で区別がつきます。
目の周りや羽毛、足など肉の部分について、並文鳥はノーマル文鳥よりも色が鮮やかです。ノーマル文鳥は、代表的な5種類の中で1番体が丈夫だと言われています。
また、くちばしのピンク色が鮮やかなほど健康だと言われています。初めて飼うには、丈夫で飼育しやすそうですね♪初心者の方におすすめしたいです。
値段の相場は、5種類で最も安く税込み価格2,000円くらいです。
桜文鳥
文鳥の中で、1番多く出回っている種類です。ノーマル文鳥と模様が似ていますが、胸の部分が美しい真っ白な模様になっています。
その模様が桜のように見える事から桜文鳥という名前がついたそうです。
桜文鳥は、ノーマル文鳥と白文鳥がかけ合わさって生まれた種類なので、白色の現れ方がそれぞれ違います。
1羽1羽で模様が変わるので個性を求めたい方におすすめしたいです!こだわった分だけ、自分だけの文鳥に愛着もわきますね。
また、基本的に体格が良く模様の色つやが良い子が多いとされているので、初めて迎える場合も安心できそうです。
負けず嫌いで活発な子が多いという情報もあるので、やんちゃな性格の子を求めたい方には是非(笑)
値段の相場は、税込み価格で2,000円~3,500円くらいとなっています。
白文鳥
色素を抑える遺伝子によって生まれた真っ白な文鳥です。愛知県弥富市が発祥の地です。
突然変異で生まれた真っ白な文鳥は、徐々に数を増やして今では人気の定番になっています。
私が小学生の時に飼っていた文鳥は、白文鳥だったみたいです(笑)日本で生まれた真っ白な文鳥なので「JapaneseRiceBird」とも呼ばれています。
大福やおもちをイメージできる姿がとても可愛いです!真っ白な中に、目の周り部分とくちばしのピンクが映えていて女性にもおすすめしたいです!
また、飼い主に懐きやすいと言われているのでヒナから飼えば絆も深くなりそうです♪
可愛らしい姿で少し弱そうに見えてしまいますが、体は丈夫とされているので安心して下さい。
値段の相場は、税込み価格で2,500円~4,000円くらいのようです。
少し値段が高い傾向の子もいるようなので、お店で確認してみると良いですね。ヒナから飼えば、少し安く迎える事ができそうです。
シナモン文鳥
メラニン色素の不足が原因で全体的に茶色っぽい色をした文鳥です。体の色が薄いだけでなく、目の色まで赤っぽいのは驚きです!
1970年代にオランダで生まれ「フォーン(子鹿色)文鳥」とも呼ばれています。
模様はノーマル文鳥と似ていますが、全体の色が茶色だったりセピア色だったりするので柔らかい印象を与えます。体は少し弱いですが、ペットに出来ないわけではありません。
メラニン色素が不足しているので長時間の日光浴をさせないよう注意が必要です。珍しいシナモン色の色合いに惹かれて、ペットに迎え入れる人もいます。
また、寒さに強いことから寒い地域で飼いたい方にはおすすめです。値段の相場ですが、珍しい色をしていて人気があるシナモン文鳥は少し高めになっています。
税込み価格で5,000円~6,500円くらいとされています。
シルバー文鳥
1980年代にヨーロッパで生まれた品種です。ノーマル文鳥の色を全体的に薄くしたような銀灰色の文鳥です。
シナモン文鳥と同じく、メラニン色素の不足が影響しているようです。
その為、日光浴は短めにしなくてはいけません。色の濃さについては、固体によってだいぶ差があるようです。好みに合わせた色合いの子を探してみるのも楽しいですね。
また、落ち着いていてしっかりした性格の子が多いようです。落ち着いている子なら、初めて飼う場合でもなつかせやすいかもしれませんね!
全体的にシルバーがかっている色合いなので、見た目も落ち着いていて高級そうな雰囲気が出ています。
相場については、税込み価格で5,000円~10,000円くらいとかなり幅があるようです。
ペットショップによって値段が違う事も多いようなので、いくつかお店を回ってみると良いかもしれません。
文鳥は値段次第で寿命が変わるの?
文鳥の平均寿命は、8年~10年と言われていますが値段によっても違いがあるようです。値段というよりは、種類によって変わってくると言った方が良いかもしれません。
値段が高いから寿命も延びるというわけではないのです。どちらかというと、比較的に値段が安いノーマル文鳥や桜文鳥の方が長生きする傾向にあるようです。
その理由は、白文鳥やシナモン文鳥、シルバー文鳥の3種は色素不足によって日光に弱いからです。また、オスとメスではオスの方が長生きする傾向です。
メスは、産卵の為に体力を消耗してしまうからです。とは言え、文鳥の中には15年以上生きる物もいます。つまり、飼い方次第で文鳥の寿命を長くしてあげる事ができるのです!
せっかく迎え入れた文鳥は、できるだけ長生きさせてあげたいですよね。その為のポイントを紹介します。
文鳥の中には、先天性の疾患(しっかん)があったり障害をかかえていたりする子もいます。そういう子を成長させるのはとても難しいので、できるだけ健康な子を選びたいですね。
その時に参考としたい項目です。
- 活発に動いていて食欲がある
- 瞳がキレイで大きく開いている
- 他のヒナに比べて体が大きい
- 羽の抜けている部分がない
- 足が欠けることなく太くて丈夫
- 排泄物の状態が健康
飼いやすさを考えると、押し餌(親鳥の代わりに飼い主が幼鳥へ餌をあげる事)の時期が終わったヒナを選ぶと良いそうです!
産まれてから1ヶ月くらい経つ頃が目安です。しかし、ヒナの状態によって違いがあります。お店の人に、押し餌は卒業しているか確認してみるのもポイントです。
文鳥のかかりやすい病気を知り、病気にかからないよう予防してあげる事が大切です。文鳥がかかりやすい代表的な病気をあげるので参考にして下さい。
急激な気温の低下や空気汚染によって起こります。咳をしたり、喉からプチプチ音がしたりします。
また、臭いに敏感なのでマニュキアやペンキなどの刺激臭で死んでしまう事もあります。
予防する為には、適度な室温を保ち空気のきれいな環境で飼ってあげる事が必要です。
卵を産む事ができず、羽を膨らませたまま巣の上でじっとして元気がなくなってしまいます。カルシウム不足や卵管の血行障害が原因です。
副食でカルシウムを与え、急激に冷える時などはしっかりと保温してあげる事が必要です。
主にストレスや欲求不満が原因で、自分の健康な毛を抜いてしまう病気です。
他にも、皮膚炎やダニなどの寄生虫により皮膚のかゆみや痛みを感じている場合にも毛を抜いてしまう事があります。
この場合は、動物病院で適切な処置を受け処方してもらう必要があります。
ストレスが原因の場合は、そのストレスを取り除いてあげなくてはなりません。
同じスペースに他のペットが暮らしている、騒音や温度変化など色々な事でストレスを感じてしまいます。
ストレスに気付いてあげるためにも日頃からコミュニケーションを取り、その子の性格や行動をよく知る事が大切です。
カルシウムやビタミンが不足している時に起こります。
脚に力が入らなくなってうまく立てなかったり、跳ねている時に両足が揃わなかったりする症状が見られます。
他にも、脚や指の関節が曲がってしまう事もあります。餌をこまめに交換して青菜などの副菜を充実させる事で予防する事ができます。
この他にも、色々な病気があるのでかかりつけの動物病院を見つけて定期的に健康診断をしてもらうことをおすすめします。
文鳥は、1年で春と秋に2回の発情時期があります。また、飼育環境が良い場合は1年中発情してしまう事もあります。
エサが充分に与えられ温度環境が良く、巣になる場所がきちんとしているなどの場合は注意して観察が必要です。発情は、体に大きな負担がかかります。
また、卵詰まりや精巣腫瘍(せいそうしゅよう)、発情過多などにも繋がってしまいます。過保護に育てないことが発情を抑えるポイントです。
ある程度の温度管理は必要ですが、1年中同じ温度で保つ必要はありません。野生のように、夏は暑く冬は寒いといった変化を感じさせる事も大切です。
これによって免疫力を向上させる効果にもなります。更に、野鳥は朝日と共に活動を始め、日没と共に休む習性があります。
家庭での飼育も、なるべく本来もっている野鳥の習性に合わせる事が発情を抑える事に繋がります。
日中は日当たりの良い部屋にゲージを置き、早寝早起きの生活リズムを作りましょう!
文鳥は値段の違いで飼育法も変わるの?
特に、値段や種類の違いで飼い方を飼える必要は無いようです。ただ、ヒナを育てる時と成鳥を育てる時では違いがあります。それぞれの違いを知っておくことが大切です。
ここでは、基本的な文鳥の飼育法を紹介します。
■ヒナから育てる場合に必要な物
- 巣箱・巣材
- エサを与える時のスポイト
- スポイト専用カップ
- ヒーター(寒い時用)
- さし餌
■ヒナのエサ
ヒナ用パウダーフードを40度くらいのお湯で溶かして少しとろみがあるスープ状にします。それをスポイトなどで与えます。
生後22日くらいからは、粟玉(あわだま)に青菜や卵の殻(から)をすりつぶし混ぜたら、お湯でふやかして与えます。
粟玉だけでは不足してしまう、ビタミンやミネラルを補う為です。
専用のサプリメントもあるようなので代用しても良いですね。
ヒナが自分でご飯を食べられるようになるには、1ヶ月半~2ヶ月程かかります。その間は、3~4時間おきにエサを与えなければいけません。
仕事などで留守の時間が多い方には、ヒナからの飼育はおすすめできません。ヒナには、一緒に寄り添ってお世話のできる環境作りが必要です。
ヒナは、この時期にエサを与えてくれる人が親だと認識します。また、手のひらに乗せたり、背中をそっとなでたりする事で飼い主に甘えるようになります。
手乗り文鳥にするには、この時期のスキンシップが大切なようです。
ヒナは、自分で羽を動かすようになってきます。そうなったら、巣箱を卒業して広めのカゴに移します。狭い巣箱で腕が曲がってしまわない為です。
寝床は、ツボ巣を入れてあげると自分で中に入り休むようになります。エサや水も一緒に入れると、自分の食べたい時に食べるようになります。
飛べるようになってきたら、1日のうちに時間を見つけて外へ出し運動させるようにします。
この時、ヒナが家具の隙間に入り込んだり、部屋の外へ出てしまったりしないように注意が必要です。
また、高く飛べるようになったら外へ出てしまう危険を避ける為に、風切り羽を切ると良いそうです。自分でも切れるようですが、獣医さんに相談した方が安心ですね!
■成鳥の飼育に必要な物
- 鳥かごやケージ(【35㎝×35㎝×40㎝】くらいが目安)
- エサ入れと水入れ
- 止まり木やブランコ
- 水浴び器
- ヒーター
- 鳥かごやケージ用のカバー(光が差し込まない物)
- 体重計
- 温湿度計
■成鳥のエサ
文鳥の主食となるエサには、2種類あります。アワやキビなどの穀物が「シード」と呼ばれ、文鳥も好んで食べるエサです。
もう1つは、必要な栄養素を全て入れ人工的に作られた「ペレット」です。
ペレットを与える場合には、他に副食を与える必要はありませんがペレットを嫌がる子もいるようです。
文鳥が好むシードを与える場合は、栄養がかたよってしまうので副食を与える必要があります。
副食は、ビタミンやミネラルを補給する為に野菜や果物、ボレー粉(牡蠣の殻を粉にした物)などを与えます。
野菜や果物には、与えてはいけない物もあるので注意が必要です。
値段は、ペレットの方がシードよりも高いです。値段は高いですが、副食を与える必要はなく獣医さんもすすめています。
鳥かごやケージは、値段によって備品が付属されている物もあります。初めての人には、最低限必要な物がセットになっている物をおすすめします!
エサ入れ・水入れ・止まり木など付属されている物が多いようです。
中には、ブランコも付属されている物があります。文鳥にとって、止まり木やブランコは体を休める場所でもあります。
止まり木だけではなく、ブランコも入れてあげると自分で揺らしてくつろぐ可愛い姿も見ることができますよ♪
また、文鳥はとてもキレイ好きなので水浴びが大好きです!羽についた汚れを落とすために水浴びをします。
大好きな水浴びをする事が文鳥のストレス解消にも繋がるので、水浴び器は用意してあげたいですね。
快適な環境を作る為に必要な物が、温湿度計やヒーター、ケージのカバーです。
常に一定の温度に保つ必要はありませんが、成鳥に適した温度は20度~27度くらいとされています。
また、病気になってしまった場合は少し高めの温度にしなくてはいけない場合もあります。適切な温度調整をする為には用意しておいた方が良いですね。
ケージのカバーは、文鳥が落ち着いて安心した眠りにつける為の物です。昼と夜の違いをはっきり分からせてあげる為にも効果的です。
文鳥の健康管理に欠かせない物が体重計です。見た目では分からない少しの変化も気付く事ができるので、毎日計って健康チェックをしてあげる事が理想です。
健康管理の為にシードを与える場合は、副食を入れる菜さしもあると便利です。
まとめ
- 文鳥は種類によって値段が違う
- 文鳥の種類によって寿命も変わる
- 文鳥を長生きさせるポイントがある
- 文鳥はヒナと成鳥で飼育法が違う
鳥類の中では値段も安く、人にもなつきやすいのでペットに迎え入れやすい文鳥。色々な種類がいるので、自分の好みに合った子を見つける楽しみもあります。
ペットショップや迎え入れる時期によって値段には違いがあるので、いくつかのお店に行ってみる事をおすすめします。
手乗り文鳥と呼ばれる事もあるように、なついてくれたら癒される事間違いないですね♪是非、ペットがいる生活の参考にしてみて下さい!
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