チーズってそのまま食べても料理に使ってもおいしいですよね♪
ピザやグラタンは、もはや日本食といってもいいくらい身近な食べ物です。
スーパーでもいろんな種類のチーズが購入できるようになりました。
日本にここまで定着しているチーズなら漢字表記があってもおかしくありません!
もし、チーズに漢字表記があるなら知りたくありませんか?
私は小説を読んでいて、わからない漢字が出てきたとき、読み飛ばすのですが、実はチーズと書かれていた場合もあったかもしれません。
漢字表記を知っていると読める字が増えてうれしいし、レストランなどで漢字表記されているメニューを見てもチーズだと理解できるので便利です。
ということで、チーズの漢字表記やその由来を調べてみました♪
チーズの漢字と由来を調べてみた!
海豚(イルカ)、伊太利亜(イタリア)、倶楽部(クラブ)など、普段カタカナで書くものにも漢字表記が存在します。
チーズ(cheese)って思いっきり英語だし、漢字表記があるのか謎です。
調べてみた結果、チーズにも漢字表記はありました。
意外です。ほんと、何にでも漢字表記ってあるんですね。では、チーズの漢字表記をご紹介!
チーズの漢字表記は「乾酪」です。「チーズ」または「かんらく」と読みます。
難しい漢字が使われていますね。「酪」という漢字は、酪農(らくのう)という言葉で見覚えがあるのではないでしょうか?
酪農って牛やヤギなどを育てて、乳・乳製品を売る仕事というイメージ…。
ではチーズを「乾酪」と表記する由来を調べてみましょう!
「乾」は、乾燥の乾、つまり「かわく」という意味です。「酪」は、先ほど言った通り、酪農の酪です。
「酪」自体の意味は、「牛・ヤギなどの乳を精練(せいれん)したねばりけのある飲料」。つまり、牛乳とかヤギの乳のことですね。
チーズは牛乳など動物の乳から水分をぬいて固形化させたもの。だから「かわいた乳」で、「チーズ」と読む…、なるほどなるほど。
漢字だけだと難しいですが、こうして由来を知ると覚えやすいですね♪
さかなへんの漢字とかもそうです。春が旬の魚だから、「魚」に「春」で鰆(さわら)。弱い魚だから、「魚」に「弱い」で鰯(いわし)など。
由来とセットで覚えると、漢字は意外に簡単に覚えられるものなのかもしれません。
チーズの漢字表記は「乾酪」、由来は「チーズが乳から水分をぬいて作るものだから」。
これからは乾酪と書かれたメニューを見ても大丈夫!スマホで調べなくても「チーズのことだよ」と周りに教えることができます。一つ、利口になりました♪
チーズの漢字とバターの漢字!バターにも漢字があった
チーズの漢字表記は「乾酪」だとわかりました。ではチーズと似たもの、例えばバターにも漢字はあるのでしょうか?
バターにも漢字表記があり、「牛酪」と書き、「バター」または「ぎゅうらく」と読みます。
ちなみにマーガリンは「人造牛酪」と書かれることがあるそうです。昔、マーガリンは「人造バター」と呼ばれていたので、その名残でしょう。
バターも牛乳が固形化したものだから、チーズと同じ漢字、「乾酪」と表記してもよさそうです。
ですが、そうはならず、「牛酪」と書いて「バター」。
バターは酪(牛・ヤギなどの乳を精練したねばりけのある飲料)は酪でも、牛の乳でしか作られません。牛の乳からのみ作られる、そのことがバターの漢字表記の由来です。
チーズは牛乳で作ったものだけではなく、ヤギの乳で作ったものとかもありますもんね。
余談ですが、ヤギのチーズは結構クセがあると聞きます!
私はまだ食べたことないんですよ。クセがあると聞くと買うのにちょっと勇気がいりますよね…。
でも、ドライフルーツやナッツを混ぜる、ハチミツをかけるなどの工夫でクセがあるチーズも食べやすくなるとか…。
あとは、パンにのせてトーストしてもクセが弱くなるんだそうです♪
ヤギのチーズをのせたパンって「アルプスの少女ハイジ」の世界ですね。試してみたいです。
余談が長くなりました。チーズとバターの漢字表記に話を戻します。
チーズは牛以外の乳からも作られるから、固形化に着目して「乾酪」、バターは牛の乳からしか作られないから原料に着目して「牛酪」。
同じ乳製品でも漢字表記が違っていておもしろいですね。
チーズの漢字と雑学!チーズはおもしろい
チーズに漢字表記があるだなんて驚きでした。チーズがおいしいことは知っているけれど、チーズについて知らないことのほうが多い気がします。
ということでチーズに関する雑学を集めてみました。
まずはチーズと関連する野菜の漢字をご紹介。
チーズといえば、トマトとの相性が抜群ですよね。実はトマトにも漢字があります。
しかも、5つも漢字表記があるんです。1つの言葉に5つも違う漢字があるだなんてびっくりです。
それぞれ、「あかなす」、「さんごじゅなす」、「こがねうり」、「からがき、とうし」、「ばんか」と読みます。
それぞれの漢字表記は、トマトが伝わったルートやナス科の植物であること、見た目などが由来となっています。
どの漢字表記もなかなか味わいがあっていいですね♪
醍醐味(だいごみ)とは、至上の味わい、おもしろみのこと(広辞苑より)。本来は仏教語なのですが、今では仏教に関係なく使われている言葉です。
この言葉、実はチーズと深い関係があるんです!仏教では、牛やヤギの乳を精製(せいせい)する過程を5つに分けていて、その最終段階を「醍醐」といったそうです。
そして、「醍醐」は一番上質なものとされていて、そのことから醍醐味は至上の味わい、おもしろみという意味になっています。
この醍醐、今でいうチーズのようなものだったと言われています。たしかにチーズはすごくおいしくて味わい深いものですものね…。
醍醐味の由来ともいえるチーズ。そう聞くとますますおいしく感じられるのは私だけでしょうか?
ねずみの大好物といえば?と聞かれるとたいていの人がチーズと答えると思います。
事実、ねずみとチーズがセットで描かれているイラストって多いです。
ですが、実際は、「ねずみはチーズが大好き」というわけでもないそうです。
びっくりですよね。では、なぜ、「ねずみはチーズが大好き」というイメージを私たちは持っているのでしょうか?
それには、チーズの穴が関係しています。昔、チーズの穴は、ねずみがかじった跡と勘違いされていました。
そのため、ねずみはチーズをたくさんかじる=ねずみはチーズが大好きというイメージがつきました。
その結果、ねずみのキャラクターの大好物をチーズと設定したり、ねずみの横にチーズを描くイラストが増えたりしました。
実際には、穴あきチーズ(エメンタールチーズという種類のチーズ)の穴は発酵中、自然にできるものでねずみとは全く関係ありません!
私はハムスターを飼っていたことがあるのですが、彼女(メスでした)にチーズをおやつとして与えていました。
普通にペットショップでハムスター用のチーズが売っていましたし、ねずみがチーズをまったく食べないということはないと思います。
ですが、ねずみの大好物がチーズというのは間違い。実際のねずみは雑食でなんでも食べるし、発酵食品はむしろ苦手なんじゃないかとも言われています。
私は子どものころ、トムとジェリーが大好きでした。
ですのでねずみの大好物はチーズと信じていました。まさか、それが間違いだったなんて、驚きです!
いかがでしたか?チーズの雑学もいろいろあっておもしろいですね♪
今、日本でもいろんな種類のチーズが手に入ります。酒のおつまみはチーズという方も多いのではないでしょうか?
チーズの漢字表記を覚えたり、雑学を調べたり、チーズについて詳しくなると、ますますチーズが好きになれるはず♪
私も今回、チーズのことを調べてみて、前よりもチーズのことが好きになりました!
まとめ
- 漢字表記を知っていると、小説を読むときやメニューを選ぶとき役立つ
- チーズの漢字表記は「乾酪」
- バターの漢字表記は「牛酪」
- 「醍醐味」という言葉にチーズが関係しているなど、チーズの雑学を調べてみるとおもしろい
いかがでしたか?チーズに漢字表記があるだなんて驚きです。
日本語って普通はカタカナで表記するものにも漢字があって、すごいですね。
チーズ以外にもいろいろなカタカナ語に漢字表記があるのか否か、調べてみたらおもしろいかもしれません♪
今回、チーズの漢字表記を調べてみて、チーズについて少し詳しくなれました。
みなさんもいろんな種類のチーズを食べてみたり、雑学を調べてみたり、チーズをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか?
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