自分でも出来るエアコンカバーの外し方と掃除方法について説明していきたいと思います!
今はお家時間が長くなり、在宅ワークの方も増えている中、エアコンは24時間付けっぱなし!という方も多いのではないでしょうか。
24時間稼働しているとエアコンカバーの汚れやカビ、お手入れの頻度も気になりますよね。でも掃除は難しそうで面倒くさい。
多くの方がフィルターの掃除はした事はあるけれど、エアコンカバー内部の状態ってどうなっているの?業者に依頼しなくても自分で外し方が分かるかしら?
と、疑問に思ったことはありませんか。これを見れば、内部まで隅々綺麗にとまではいきませんが(笑)
ある程度はご自身でお掃除することは可能です。
そこで、今回異臭や大量にカビが発生する前に、誰でも簡単にできるエアコンカバーの外し方をお伝えします!
エアコンカバーの外し方を説明する前に
まずはじめに作業環境を整えましょう。エアコンは高い位置にありホコリが溜まっている事もあります。
周囲のものは移動させておくかエアコンから落ちたホコリが掛からないようにカバーなどを被せておきましょう。
新聞紙などがあれば床に敷いておくことをオススメします。
また高い位置での作業となるため脚立など使用すると良いでしょう。
では、まず安全のためにエアコンのコンセントを抜きます。
コンセントのすぐ側にあるアース線(緑の細い線)もプラスドライバーを使用して外しておきましょう。
※コンセントを刺したままでもエアコンカバーの取り外しは行えますが、作業中に誤ってエアコンを付けてしまうことがあります。
感電や故障などの危険性もあるので、念のためコンセントは抜いて置きましょう。
エアコンの前面パネルとフィルターの外し方
次に、エアコンの前面パネルとフィルターを外す作業に入っていきます。
まずエアコンの左右の側面にくぼみがあるので、それを手前に引っ張って前面パネルを開きます。
そうしたら、カチッと固定されるところまで開いて全開にします。
次に、前面パネルを左右上部に固定している部分(前面パネルの付け根部分)があります。
そこを片方ずつ中央に寄せたり、上げ下げしながら引っ張るとパネルを外すことが出来ます。
外したパネルは踏まないよう、安全な場所に置きましょう。
パネルが取れたら次はフィルターを外しましょう。
フィルターは手前に引き抜くと簡単に取れますよ。
ホコリが溜まっている場合は、洗浄する前に掃除機などを使用して取り除きましょう。
その際、フィルターの下に新聞紙などを敷いておくと取れやすくなりますよ。
ホコリが多い場合は、マスクの着用をオススメします。
またフィルターを取り外す際は、ホコリを被ってしまわないように注意して下さいね。
※エアコンの機種によっては、前面パネルに電気配線等が繋がっていることがあります。
そのような機種は、取り外す時にドライバーで固定部品を外さなければならず、簡単には取り外せない事があります。
その為、そういった場合は無理して外さずに、乾いた布なので全体を乾拭きすることをオススメします。
エアコンのルーバーの外し方と注意点
次に、エアコンの吹き出し口にある風向きを調整するためのルーバー(上記画像の矢印で示した箇所)を取り外していきましょう。
エアコンのルーバー(吹き出し口)は基本的に、どのメーカーも取り外し方は同じです。
ここはプラスチックが劣化していると折れやすいため、出来るだけ慎重に行いましょう。
まず、吹き出し口にあるルーバーを手で開きます。
ルーバーは左右中央の3箇所で止まっているので、外す時は【1】中央 【2】左側 【3】右側、の順番で外しましょう。
中央部を取り外す際は、多少しならせたり曲げても大丈夫ですが、思いっきり力を加えないよう気を付けて下さい。
中央部が外れたら、左右のパーツは中央に寄せるよう力を加えて取り外していきます。
※中にはエアコンカバー内でネジで止められている場合もあります。
割れる危険性があるので、左側や右側が抜けてこない場合は無理に引き抜こうとしないで下さい。
もし少しでも折れそうかな⁉難しいなぁ…と思った場合は無理をせず、そのまま掃除すると良いですよ。
エアコン本体カバーの外し方
次に、エアコン本体のカバーを外していきす。
エアコンカバーを外すのはちょっとコツがいるので頑張りましょう!
本体カバーには2種類あり、ハーフカバータイプとフルカバータイプのものがあります。
ハーフカバータイプは古い機種に多く、最近の主流はフルカバータイプです。
本体の側面を見て、綱ぎ目があるのがハーフカバータイプで、本体の側面に綱ぎ目がないのがフルカバータイプになります。
ハーフカバータイプのものは、壁から5cm程度のところから手前を取り外せるようになっています。
ハーフカバータイプは吹き出し口の下部に2~3本のネジで固定されているものがほとんどで比較的簡単に外せますので、まずネジを外します。
ネジが外れたらエアコンの下側両サイドに手を入れ、エアコンの本体カバーを手前にグィッと引っ張りましょう。
またフルカバータイプのものは、ネジ止めされていないことがほとんどです。
そのままエアコンの下側両サイドに手を入れて、エアコンの本体カバーを手前にグィッと引っ張りましょう。
するとエアコンカバーの下側が少し手前に出てきます。
あとは、エアコンカバーの上部にある爪を上に持ち上げながら外しつつ、カバーの下側を引っ張れば、ガバッと本体カバーを取り外すことが出来ます。
2種類タイプは違いますが、上記の手順で行っていただければどちらも取り外せるかと思います。
※注意点として、パーツが壊れないように無理せずに、少しずつ力を加えながら外しましょう。
取り外したネジは無くさないように、大事に保管して下さいね。
各メーカー別エアコンカバーの取り外し方
エアコンカバーの基本的な取り外し方については、上記にある通りですが、各メーカーや機種によっては、少しクセのあるタイプもあります。
各メーカー別のエアコンカバーの外し方について簡単に説明します。
・東芝のエアコンカバー
調べによりますと、東芝のエアコンカバーは外れにくいと作業に苦戦されている方が多い印象です。
東芝のエアコンは基本的にフルカバータイプですが、本体の中央部にネジが2~3本あるので、まずネジを外しましょう。
その次に、本体の下に〈PUSH〉と書かれたところが2箇所あります。
〈PUSH〉を指で押しながら本体カバーの下部を手前に引っ張ります。
そして、エアコンカバー上部にある3か所の爪を格子状(♯←こういう形)のプラスチックの枠を上に引き上げながら外して手前に引っ張ります。
コツとして〈PUSH〉は必ず先に押してから、エアコンカバーを手前に引っ張って下さい。
引きながら〈PUSH〉を押すのではなく、先に〈PUSH〉を押す!のです。
それでも中々外れない場合は〈PUSH〉の文字を多方向から押してみて下さい。
また、本体を左右にずらしながら〈PUSH〉を押してみて下さい。
・富士通ゼネラルのエアコンカバー
続いて、富士通ゼネラルのエアコンカバーも東芝同様、外れにくいと言われている事が多いです。
富士通ゼネラルのエアコンカバーは上部も下部も外しにくい事が多いので、プロの方でも苦戦するそうです。
その為、個人的には素人の方が行うのはリスクがあり、あまりオススメはできません。
一応、参考程度に手順を載せておきますね。あくまでも自己責任でお願いします。
富士通ゼネラルのエアコンカバーはフルカバータイプです。
本体中央部に4箇所ネジ止めをされているので、まずネジを外しましょう。
ネジを外したら本体の下部に〈-〉もしくは〈△〉のマークが2箇所にあります。
そこを指で押し上げながら、手前に引っ張りましょう。ここも中々外れない事が多いんです。
コツとして、〈-〉もしくは〈△〉のマークを先に押して手前に引っ張りましょう。
引きながら押すのではなく、先に〈-〉もしくは〈△〉を押す!のです。
東芝同様、なかなか外れにくい場合は〈-〉もしくは〈△〉のマークを多方向から押してみる。
また本体を左右にずらしながら、〈-〉もしくは〈△〉のマークを押してみて下さい。
上手く下部が外れたら、タオルなどを挟んで誤って再びハマってしまわないように注意して下さいね。
次に、上部の爪の部分ですが、外から見ても爪が見えにくい構造になっています。
また、カバー内側の爪が熱交換器に引っかかるようになっているのでマイナスドライバーや割りばしなど細いものを突っ込んでやらないと中々外せません。
ここを無理矢理行うと爪が割れてしまうことがあるので、難しい場合は無理はしないで下さいね。
その他にもパナソニックやダイキン、三菱電機などもありますが、この3つのメーカーは比較的簡単に行えます。
上記の手順で行っていただいて問題ないと思います。
※東芝、富士通ゼネラルのエアコンカバー(特に富士通ゼネラルは難しいので)は、無理のない範囲で行って下さいね。
エアコンの各パーツの洗浄
次に、各パーツの洗浄を行っていきます。やっと洗浄に突入できますね!本体カバーの取り外しお疲れ様でした。
初めてエアコンカバー外した方は、汚れやカビの多さにびっくりしますよね。
私も最初はびっくりして、思わず見て見ぬふりをしたくなりました(笑)
でも大丈夫です。外したカバーやフィルターは全て水洗いが可能ですので、お風呂場なのでバシャバシャ洗い、ピカピカにしましょう。
汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤や細いブラシ(古い歯ブラシなど)で優しく擦り洗いすると良いですよ。
洗い終えたら水気を拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。
特にフィルターはホコリが溜まりやすいので、定期的に掃除機などを使用してホコリを取ってあげて下さいね。
それだけでエアコンの効きも違ってきますよ。
また、熱交換器を掃除したい時は市販のエアコン洗浄スプレーを使用すると良いです。
ここまできたら、もっとエアコン内部の奥まで徹底的に綺麗にしたい‼
という方はプロの業者に依頼することをおススメします。
エアコンの各パーツの取り付け
最後に各パーツを洗浄し、きちんと乾燥させたら取り付けていきます。
さぁラストスパートです!頑張りましょう。まず本体カバーを取り付けていきます。
この時上部の爪、下部の吹き出し口はしっかりはまっているかを確認して取り付けて下さい。
次に、本体カバーを取り付けたらネジで固定しましょう。
固定が出来たら、次にルーバーを取り付けていきます。
取り付ける際は【1】左側 【2】右側 【3】中央、の順番で取り付けましょう。
その際も破損しないよう、ゆっくり慎重に行って下さいね。
そして最後にフィルター2枚を左右に取り付けて、前面パネルを取り付けたら終了です。
まとめ
- 作業環境を整え、コンセントを外す
- 前面パネルとフィルターを外す
- ルーバー(吹き出し口)を外す
- エアコンの本体カバーを外す
- 各パーツを洗浄し、水分を拭き取る
- 各パーツを取り付ける
今回は、エアコンカバーの外し方と掃除方法についてお伝えしましたが、初めての方には少し難しかったでしょうか。
メーカーによっても多少やり方が変わってくるので、最初は少し難しいですよね。
慣れるまでは大変ですが、コツをつかめば素人でもここまで掃除することができます。
また、最初は無理をせずできる範囲で掃除をしてもらえれば、十分だと思います。
これで綺麗さっぱり気持ち良くお家時間を過ごせますね!
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