シリカゲルと言えば何を思い浮かべます?お菓子や海苔に入っているイメージですね!
そのシリカゲルが再生して再利用できるわけです。お菓子のおまけみたいな感じでお得感がいっぱい!
しかも!何度も使える!こんな便利なシリカゲルを捨てるなんてもったいない!でも、私は今まで捨てていました(笑)もったいない事をしていましたね!
シリカゲルは簡単に言えば岩からとれる化合物!色もなく空気中の水分を吸って、食べ物などを変化させないようにする優秀な乾燥剤(かんそうざい)です!
そんな優秀なシリカゲルですが、ネットで調べてみると「シリカゲルは水をかけると燃える」とのウワサが!?
燃えてしまう危険物を再生させて使う?再生どころか火事になりますよ!そこで!うわさの真実とシリカゲルについて調べてみました。
シリカゲルを再生できる種類とは?
シリカゲルの種類は2種類あります。A型とB型で血液型みたいですね♪
A型は、私達が見る機会が多い低い湿度で、多く水を吸収する優れものであるシリカゲルです。お菓子などに入っていますね。
B型は輸出などで多く使われ、高い湿度で多くの水分を吸水し低い温度で放出させることができます。
色についてはどちらも無色なので見分けがつきません。専用の機械を使うか水に入れると割れるような音がするのがA型、泡が出るのがB型です!
最初に「シリカゲルは水をかけると燃える」なんて言いましたが、こちらについてはご安心下さい!燃えません!
熱も発する事もなく水がついたからと慌てなくても大丈夫♪
こんな感じで水に入れても大丈夫!これは、水を吸収しすぎ割れる音が聞こえました。これはA型です!
因みに、食べられませんと書いてありますが、少しくらいなら食べても体内で吸収されないのでちいさな子供や動物が食べても安全となっています。
だからと言って食べちゃだめですよ!美味しくないです!
しかも、稀にのどの痛みや腹痛などを起こす事もあるので、その場合はかならず病院に行って下さい!
そして、シリカゲルは燃えないですし、体内で吸収されず安全となっていますが!シリカゲルと同じ乾燥剤には熱を発するものがあります。
乾燥剤には、シリカゲルの他に生石灰、塩化カルシウム、デシクレイ、合成ゼオライトなどあります。
どれも使われている乾燥剤ですが素材が違います!また名前も違うから分かりますね!
その中で、発熱の可能性があるのが「生石灰」でせんべいなどのお菓子に入っています。
その「生石灰」については、水をかけると発熱することがあるので注意です!しかも、食べてしまうと喉や胃などが焼けて穴が開いちゃう危険性があります。
乾燥剤を誤って食べてしまった場合は、大丈夫と思わず医師と相談してください。
なので、シリカゲルについては燃える危険性がないので安心して再生させられますね。シリカゲルを簡単に見るとこんな感じです。
種類 | A型 | B型 |
特徴 |
|
|
何に使われている? | お菓子、海苔、食品類など | くつ、楽器、床下素材など |
因みにシリカゲルは、どちらも再生させて再利用できます。色がついているシリカゲルは、水分の吸収度を知るためのバロメーターです。
よく見かけるのが、青からピンクや緑からイエローに変わるシリカゲルで見かけることが多いです。
ふと思ったのですが「入っている乾燥剤は何?」って時ありますよね。でも、そこは大丈夫です!企業さんはお仕事でちゃんと乾燥剤の名前を書いてあります!
これなら安心してシリカゲルかどうかの確認もできますね♪さて種類もわかって燃えない事も分かったら、次は再生させて再利用しちゃいましょう!
シリカゲルの再生と再利用する方法
シリカゲルは2種類の型がわかりました。それに合わせて、2種類あるという事は再生方法も2種類ありますね。
そこで、A型とB型の再生方法について違いを考えてみました!
あ、合わせてですが!題名の簡単再生方法もご紹介します!!
A型は150度以上の熱を加えると水分が飛んで再生します。B型は日光浴させて水分を飛ばして再生させます。
そう考えるとA型は熱を加える。B型は自然と水分を飛んでいくのを促(うなが)します。
しかし、熱を加えたり自然にしたりするにも道具や場所がないとダメですよね?
そこで、簡単な再生方法を3つ紹介します。失敗がないようにポイントも押さえていきましょう!
電子レンジ
約10gのシリカゲル(A型)を袋から取り出し、耐熱皿に乗せます。そして、平らにしてから500Wで1分半から2分間チンします。
状態をみながら木ベラでかき混ぜて色が変わるのを待ちます。私がやってみたのは青からピンクになっていたものです。
ピンクから青に戻ったら密閉できる容器にいれ再利用します。
そうそう!通気性のいいだしパックやお茶パックにいれて飛び散らないようにして使ってください。
- 強弱がある電子レンジについては弱で十分
- 一気に加熱せず数回に分けて状態を確認する
ナベやフライパン
大量のシリカゲル(A型)を再生させるときに便利です。ただ、火傷をしないように気を付けて下さいね。
弱から中火(120度まで)でゆっくり木ベラを使いながらかき混ぜて、5分から10分温めましょう!
水分が蒸発したら、シリカゲルが青になるのでそのまま冷ましてください。
冷まし終えたら密閉した容器にいれて、使う時に通気性の良いだしパックやお茶パックで使いましょう!そのまま使って、ドライフラワーを作る事も出来ます。
- フライパンは必ず使用しない物を使う
- また、加熱時は火を使うので換気する
- 焦らずゆっくりかき混ぜて再生させてあげる
天日干し
こちらは凄く簡単です。鉄のトレイにシリカゲル(B型)を袋のまま乗せ、日光浴させるだけでOKです。
日光の光でまるで呼吸するように水分を出すので色が変わったら再生して再利用できます。
袋のままでいいので便利ですね。靴の除湿に便利で繰り返し使えます。
- 外に出すので天候が安定している晴れの日の10時~15時がおすすめ
- 夕方になると湿度が上がり、また湿気を吸い始めるからその前に回収
再利用方法
シリカゲルのA型は食品保存にB型は衣類や靴、空間におすすめです!
でも、あまり型にこだわらず、色々なものに再利用は可能です。
乾燥した食品類なら保存容器を、先ほどお伝えしたようにだしパックやお茶パックに入れて小分けにして入れると効果を発揮します。
その他、運動用や旅行用バック、普段使いのバックに入れても効果を発揮します。
水分を吸ってくれるのでお財布に入れてもいいですね!お札の乾燥にも一役買ってくれます。
その他に、ずぶぬれの靴にも最適だと思います。もともと消臭効果もあるので水分を吸い、においもとれる!最高ですね。
あと、家族旅行などで洗濯が出来ない時など入れておくと先ほど言った通り消臭にもなるので便利です。
1日ならいいのですが、3泊4日だとあの洗濯物の匂いたまりません!それを解決してくれるシリカゲルはやっぱり優秀ですね!
シリカゲルで再生が失敗してしまう理由!
シリカゲルを再生させる方法はわかりましたが、ネットで調べてみると「焦(こ)げた」、「溶(と)けた」、「色が使用後の色にすぐ戻った」など失敗があるみたいです。
そこで、失敗する理由を調べてみました。下の通りになってます!
電子レンジ
- 袋のままチンした
- そのまま様子をみることなくチンした
- かき混ぜなかった
- 少し煙が出たがそのままにして様子をみた
- 温度が足りないと思って高温でチンした
ナベ・フライパン
- 強火で熱してしまった
- かき混ぜなかった
- 水で濡らし破裂(はれつ)させてしまった
- 大量に再生させようとして焦(こ)がした
- 袋のままして溶けた
天日干し
- 夕方まで忘れて放置した
- 動物に持っていかれた
- 物干しに吊るしたが戻らなかった
こんな感じで失敗しているようです!これらの結果から言えることはただ一つです!
こまめに様子を見ながらじっくり再生させることが大切なのが分かります。
時間ないのにと思うかもですが、千里の道も1歩から!な~んてね!
失敗したら元も子もないのでここは耐えましょう。失敗しないようにしたいですし♪慌てても良い事ないです。もし、失敗が嫌ならこまめに様子をみながらしましょう!
それに、失敗談には「水に濡らして加熱したら破裂(はれつ)させてしまった」との状況もあります。
急な温度変化に耐えられず、シリカゲルが破裂した可能性が高いです。
破裂して当たったりしたら危ないですよ!でも、大丈夫です!先ほどから言った通り水は使わずにこまめに見ながら加熱すれば安全にできます。
それに、10g程度であれば説明した通り再生させるのにレンジで1分半から2分です。しかも、こまめに見て混ぜるだけ。特別に大変なことはありません!
因みに、さらによくあるのはシリカゲルを新聞紙の上で冷まして、戻ってしまったという話です。
新聞紙は水分があるので吸収しちゃいます。冷ますのも吸収されないアルミホイルがおすすめです。
天日干しでも鉄のトレイがない場合、アルミホイルを下に敷くと熱が伝わりやすく干すよりもシリカゲルの戻りがいいです。
シリカゲルの再生は回数がエンドレス?
シリカゲルは再生させて再利用できる。それは分かったのですが、そこで気になるのが回数ですよね!
何回使えるの?どんな風になったら使えなくなるの?それともエンドレスに使えるの?となりますね。私もまだまだ使い始めの初心者なので詳しく見ていきましょう。
シリカゲルを扱っている会社の再利用についてサイトを見て回ってみましたが、明確な回数制限を指定している所はありません。
なぜなら、半永久的に使用が可能だそうです!再生のやり方にもよりますし、使用方法によって変わってくるとの回答が多かったです。
昔の論文ではありますが、再生させた回数である一定を迎えるとほぼ同じくらいの吸水力になっていくそうです。
吸水できなくなることは無いみたいですが、効果が再生させるのは状況によって変わってくるそうです。
そして、再生させるしかないかは自分次第です。すると、私がこれは使えないよと判断をするのも出来るわけです。
できれば使い続けたいですが、茶色になり、吸水力を感じなくなったら私は燃えないゴミへ出します。
まぁ、そうじゃなくて一般的な基準が欲しいと思いますよね!そこで、また探してみました!すると一般的には5~6回や半年という期間で交換がいいとのお話でした。
半永久的に使えるのにもったいない。そう思いますよね…。
しかし、吸水性が最初の頃よりなくなって使用続けると本来の効果が期待できない上、その作業だけが負担になります。
下手をすると効果より光熱費の方が上がってしまうなんて事になったら意味がないです!なので、適度に再生させながら交換することが大事だと思います。
それに、最近では、100均に多くのシリカゲルが販売されています。ダイソーの110円(税込)でドライフラワー用のシリカゲルがあった時の感動は忘れられません。
これも、再生させて再利用できるので楽しみながら使っていく予定です。
最後に、私の判断基準をまとめてみました。まわりの情報と照らし合わせながらです!
💡判断基準💡
- 吸水力があまり感じられない。
- 色が茶色に変色している。
- 5~6回くらい再生と再利用を繰り返した
- 半年から1年くらいで交換(探した情報をまとめて一番交換時期で多かったため)
この状態になったら燃えないゴミ箱へポイです!
まとめ
- シリカゲルは再生させて再利用できる
- 種類は2種類ある
- 水をつけてもシリカゲルは燃えない
- 再生させる時に失敗が多い
- 再利用はだしパックやお茶パックを使うのがお勧め
- 色々な場面で再利用できる
- 半永久的にシリカゲルは再生させて使用することができる
- 交換時期は自己判断できる
シリカゲルについては以上なのですが、半永久的に使用できるって少し神秘的な感じがしますよね。まぁ素が岩なのでパワーストーンみたいな感覚ですかね。
いつもは捨ててしまうシリカゲルを再生して利用できるって、やっぱり最初に書いたようにお菓子のおまけ気分で嬉しくてつい探してしまう感じになりませんか?
そんな、ワクワク感も感じることが出来るシリカゲルの再生。
ぜひ、シリカゲルがあったら再生して使ってみてください。もちろん使い続けるか、捨てるかはあなたの判断です。
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