ランチの時など会社や学校で、温かいスープや食べ物を持って行くことが出来るスープジャーは、とても便利ですよね。
スープジャーは、温かいものをそのまま保温するだけではなく、冷たいものにも使えたり、朝材料を入れてランチタイムには、食べごろになる低温調理もできる優れものです。
私が学生の頃、ちょうどスープジャーが流行っていて、お弁当にスープジャーを持ってきていた友達が、とても羨ましかったという印象があります(笑)
そんな便利なスープジャーですが、実は入れてはいけないもの、入れると危険なものがあります。
過去、私も入れてはいけないとは知らずに、入れてしまったことで危険な目にあったこともあります。
そんな経験談もふまえて、今回スープジャーに入れてはいけないものについて、解説していきたいと思います。
スープジャーに入れてはいけないものってどんなもの
スープジャーに入れてはいけないものは、大きく分けて3つほどあります。
スープジャーに入れてはいけないものの1つ目は、生ものです。
入れてはいけないもの2つ目は、炭酸飲料水です。
そして入れてはいけないもの3つ目は、ドライアイスになります。
3つともあまり入れることはないとは思いますが、私は過去に炭酸水を入れてしまったことがあります。
幸いにも大きな事故にはなりませんでしたが、スープジャー内の圧力が高くなってしまい、開ける時にポンッとフタが飛んでいきそうになって、とても驚いた記憶があります。
その時、もしもフタが飛んで行って周りの人に当たったりでもしたら、とても恐いですよね。
そのことがあってから取扱説明書を読んで、入れて良いもの、入れてはいけないものをきちんと調べるようになりました。
スープジャーに入れてはいけない理由
そこで下記のものをスープジャーに入れてはいけない理由を説明していきたいと思います。
- 生もの(生魚、生肉、生卵、乳製品など)
- 炭酸飲料
- ドライアイス
生ものをスープジャーに入れてはいけない理由は、加熱していないお魚やお肉、卵などはとても腐りやすく、食中毒の原因になります。
また、腐敗が進むとガスを発生し、爆発する危険性があるからです。
次に、炭酸飲料を入れてはいけない理由は、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生しスープジャー内の圧力が高まることで、爆発や破裂する危険性があるそうです。
また、爆発とまではいかなくても、私のようにフタを開けようとした時にフタが飛んでしまう危険性もあるので、本当に注意する必要があると思います。
次に、ドライアイスを入れてはいけない理由も炭酸飲料と同じく、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、スープジャー内の圧力が高まることから爆発や破裂の危険性があります。
ドライアイスが家にある方は、あまり居ないとは思いますが、保冷目的などで使用するのは、危険なのでやめましょう。
スープジャーに入れてはいけないものとその危険性
上記で説明した様に、スープジャーに入れてはいけないものを入れたり、長時間放置したことでフタが吹き飛ぶ事故は、多数報告されているようです。
私の経験談のように、炭酸飲料を入れたことによって、スープジャー内の圧力が高まりフタを開ける時に顔に当たってしまった事故。
スープジャーの中で2日間パスタを放置し、その後フタが開かなくなり、再度温めたところ爆発した。という事故も報告されているようです。
また、その他にもお味噌汁を入れて8時間後フタは開いたが、そのまま飲まずに持ち帰り、その後再び開けた時に中身が飛び散ったという事故の報告もあります。
報告されている事故には、スープジャーに入れてはいけないものを入れたこと、以外にも長時間の放置や再度温め直すことにより、爆発してしまったという事故もあります。
このように、誤った使い方をしてしまうと、思わぬ事故につながってしまう危険性もあるので、使用する際は気を付けましょう。
そこでスープジャー人気メーカーのサーモスや、象印の取り扱い説明書を確認してみました。
サーモスの取り扱い説明書には、下記のような注意書きがありました。
- 容器内に入れる飲食物は必ず熱い(冷たい)ものを入れ、熱い飲食物は十分に加熱(沸とう)させてすぐ本体に入れてフタをする。
- 生もの(腐敗しやすいもの)は入れない。
- 出来るだけ早く(6時間以内)に召し上がる。
- 長時間保存しない。車内など高温になるところには放置しない。
象印のスープジャーの取り扱い説明書には、サーモス同様の注意書きの他にも下のような内容が記載されていました。
- 飲食物はなるべく(6時間以内に)一度で食べきる。
- サラダや果物などは、購入したばかりの新鮮なものを使用し、入れる前に必ず流水で十分に洗う。
- サラダや果物などを入れるときは、十分に手を洗い、魚や肉などに使用した調理器具は使用せず、冷蔵庫で十分に冷やしてから入れる。
このように、上記で説明した事は、取扱説明書に記載されているため、使用する際には、あらかじめ目を通しておくおことオススメします。
今回、スープジャーに入れてはいけないものや、危険性を解説しましたが、スープジャーは危険!というイメージになってしまった。という方はいませんか?ちょっと待ってください!
スープジャーは、正しく使って頂ければとっても便利で、出先で温かいもの(冷たいもの)が食べれる優れものなんです!
なので、ここからは安心安全に美味しく食べられる方法をお伝えします。
スープジャーの正しい使用方法とオススメレシピ
ではまず、スープジャーを使用する前には、あらかじめ予熱(予冷)をしましょう。
予熱の方法は、沸騰させたお湯をスープジャーの内側の線(飲食物を入れられるギリギリのところ)まで入れて、フタはせずに1~2分置いて下さい。
予冷の方法は、氷水を中にいれて軽くかき混ぜて1~2分置いておくか、あらかじめフタを外したまま容器ごと冷蔵庫(冷凍庫)で冷やして置きましょう。
どれも簡単ですが、やるのとやらないのでは保温(保冷)効果に大きな違いが出てきますので、しっかりと行いましょうね。
また、中に入れる飲食物も必ず入れる前に、温かいものはしっかりと加熱し、冷たいものは入れる直前まで冷やしておいて下さいね。専用のバックを使うのもオススメです!
そして、くれぐれも長時間放置しないよう、なるべく6時間以内に召し上がってくださいね。
もし6時間以上経ってしまった飲食物は、腐敗している場合もあるため、食べずに処分しましょう。
私は10年くらいスープジャーを愛用していますが(主に寒い時期)、とっても便利です。
特にこれから肌寒くなってくる時期には大活躍で朝、野菜(なんでも)と沸騰したお湯、お味噌orコンソメor鶏がらスープを入れておけば、お昼には温かくて美味しいスープが飲めます。
暑い季節にも、冷やしそうめんや冷製パスタ、冷や汁など様々な料理にご活用できますよ。
なのでここからは、スープジャーを使った簡単オススメレシピを紹介したいと思います。
材料(1人前) | |
生米 | 大さじ2 |
ウィンナー | 1~2本 |
とろけるチーズ | お好みの量 |
コンソメ顆粒 | 小さじ1/2 |
塩コショウ | 適量 |
沸騰したお湯 | 200ml |
作り方
- スープジャーに沸騰したお湯をいれて予熱をします。多めに入れてしっかりと温めておきましょう。
- お米はあらかじめ洗っておきましょう。
- 予熱のお湯を捨て、温めたスープジャーに材料をすべて入れて、そのまま4~時間放置したら完成。
上記の材料にケチャップやトマトジュースなどを加えると、チーズトマトリゾットになります。こちらもとっても美味しいです♪
材料(1人前) | |
じゃがいも小 | 1/4 |
キャベツ | 1/2枚 |
ブロッコリー | 1~2房 |
ウィンナー | 1~2本 |
コンソメ顆粒 | 小さじ1/2 |
塩コショウ | お好みの量 |
沸騰したお湯 | 200ml |
作り方
- スープジャーに沸騰したお湯をいれて予熱をします。多めに入れてしっかりと温めておきましょう。
- 材料は火が通りやすいようになるべく小さめに切り、あらかじめレンジで1~2分温めておきましょう。
- 予熱したスープジャーに材料をすべて入れたら完成です。
上記の野菜がなくても、お好みの野菜で代用してもらって大丈夫です。
根菜類などは特に火が通りにくいので、小さめに切ってあらかじめレンジでチンしておくと、美味しく頂けると思います♪
材料(1人前) | |
お好きなスープの素 | 1個 |
春雨 小分け | 1個 |
沸騰したお湯 | 200ml |
作り方
- スープジャーに沸騰したお湯をいれて予熱をします。多めに入れてしっかりと温めておきましょう。
- 予熱をしたスープジャーに材料をすべて入れたら完成。
これは、めちゃくちゃ簡単ですよね。好きな野菜を入れて、インスタントのみそ汁の素を入れてもOKです!
材料(1人前) | |
そうめん | 1人前 |
ミニトマト | 3~4個 |
ツナ缶 | 1/2缶 |
大葉(あれば) | 2~3枚 |
めんつゆ(3倍濃縮) | 大さじ2 |
冷たい水 | 大さじ4 |
ごま油 | 小さじ1 |
氷 | お好みの量 |
作り方
- スープジャーに氷水をいれて予冷しましょう。あらかじめ容器ごと冷蔵庫に入れて冷やして置くのもオススメです。
- そうめんは湯がいたら、お水で洗って別の容器に入れておきましょう。
- ミニトマトは半分にカットし、大葉(あれば)は千切りにしましょう。
- 冷やしたスープジャーに、そうめん以外の材料をすべて入れたら完成です。
水の分量を少なめにしているので、氷を多めにいれると食べるころにはめんつゆの濃さがちょうどよくなっていると思います。
私は今年、夏バテとつわりが重なってしまい、無性に冷たいものや、さっぱりしたものが食べたかったので、この夏はしょっちゅう食べていました!食欲がない時も食べやすいのでオススメです。
材料(1人前) | |
氷 | スープジャーがいっぱいになるくらい |
シロップ | お好みの量 |
作り方
- スープジャーに氷水をいれて予冷しましょう。あらかじめ容器ごと冷蔵庫に入れて冷やして置くのもオススメです。
- 予冷したスープジャーに、かき氷機で削った氷をスープジャーいっぱいにいれます。
- お好きなシロップをかけて完成。
真夏に子どもと公園に行く時、持って行ったら大喜びでした♪
私はカルピスの原液を入れたり、公園の自販機で買ったジュースを入れてシャーベット状にして食べさせていました!
スープジャーといえば、温かいものを入れるイメージが強いと思いますが、冷たい食べ物は熱中症対策にもなるので、暑い夏に活用するのもオススメです!
私は寒い時期をメインに使っていたので、これからは年中活用していきたいと思いました♪
今は「スープジャー レシピ」と検索したらレシピがたくさん出てくるし、本屋さんに行けばスープジャーのレシピ本もたくさんありますよ!
このように本当は簡単で、便利なものなので、お子様や旦那さん(彼氏さん)への弁当にプラスしてあげると、喜ばれること間違いなしです。
うちの場合、手の込んだ弁当を持たせるよりも、手抜きをしてスープジャーにリゾットやスープを入れて持たせた方が断然喜ばれます(笑)
まとめ
- スープジャーに入れてはいけないものは、生もの(生魚、生肉、生卵、乳製品など)、炭酸飲料、ドライアイス
- 入れてはいけない理由は、スープジャー内の食べ物が腐る危険性や、スープジャーの爆発や破裂の危険性がある
- その他にも、長時間の放置や温め直し、高温な場所での放置も、爆発や破裂の危険性があるため、注意する必要がある
- スープジャーの正しい使用法を守れば便利で、簡単に美味しい料理がつくれる
- 使用前には容器の予熱(予冷)、入れる食べ物の加熱(冷やす)が必須
- スープジャーを使った簡単美味しいオススメレシピの紹介
スープジャー自体、危険なものではなくて、正しく使えば安全でとても便利なものなので、これからの季節にどんどん活躍させて下さいね。
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